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ドリフェス最終回回顧録~限界を超えた2週間~

どうにか年内に間に合いました。

先日12月20日、モバマスではプロダクションマッチフェス最終回が閉幕し、ゲーム内イベントはすべて終了。5000位台というそれなりの成績を収めましたが、半分燃え尽きた状態の中イベントランキングSRチケット獲得のためどうにか奮い立たせてという5日間でした。その燃え尽きを招いたのはその1か月前、ドリームLIVEフェスティバル(以下ドリフェス)最終回でした。本稿では同イベントで1枚獲りを目指し、想像を遥かに超える激闘に巻き込まれた2週間を振り返ります。

上位報酬、ラスボスすぎる

元々10月末からのドリフェスは1枚獲りを狙っていました。いわゆるパワー持ちが充実した状態で臨めるためです。同時開催の温泉ガチャで昨年の目玉SRである高森藍子と五十嵐響子の復刻はほぼ確実で、この2枚はお迎えするつもりでした。更に(これは予想外でしたが)先のLIVEロワイヤルの上位報酬が藍子になり、なんとか勝ち取ることに成功。こちらもドリフェスのパワー持ちの対象になります。元々やる気だったドリフェスへの意欲は一層高まりました。
そんな中10月28日頃、公式よりドリフェスの上位報酬となるアイドルが公開されます。

一ノ瀬志希

まさにラスボス。それが第一印象でした。実はこの時初めて次回のドリフェスが最終回であることに気づきますが、近年の活躍ぶりからしてその主役に座るのは妥当に思えました。また比較的重点を置いて扱っているアイドルの一人なので、狙い甲斐はありました。その一方で、当然ですが非常に厳しい上位争いになることは目に見えていたので、不安もなかなかのものでした。やれんのかオマエらあぁぁそこで上位公開当日のうちに志希の安めのSRをフリートレード(以下フリトレ)で何種類かお迎えし、手持ちのRをブレイクさせておきました。上位報酬となったアイドルの過去のカードも多少はパワー持ちになるので、こうした強化もバカにはできません。この行動は恐らく正解で、トレードはその日が盛んだったものの翌日以降は出品が減ったり値上がりしていた印象です。

上位報酬「ラジカル×コネクト」。写っているふたり=アイ・ジーニアス推しはだいぶ沸いた模様。両方とも対象である総選挙予選Bと被っていたのも大きかった

「飲み切れればいけるぞ」

しかし戦力を強化できていたものの、本当に戦えるのでしょうか。
不安が拭えないことには変わりなかったので、近年モバマスでお世話になっているとある方に相談。現有戦力と保有アイテムを明かしたうえで、1枚獲りは現実的か、期間中どういう動きでいけばよいかを尋ねました。当時保有していたアイテムはAPドリンクが1/6換算で7200本程度、アイテム引換券の役割を担うプラチナガチャチケット(以下プラチケ)が2800枚程度。それを受けて、その方はこう回答してくれました。

ドリンクを飲み切れればいける。

これはプラチケから引換えた分も含めてです。それだけの蓄えがあればなんとかなるだろうという診断結果でした。しかし逆に言えば15000本に及ぶ莫大な本数を消費しきらなければならないため、適切な計画で進めていく必要があります。その計画として、先行逃げ切りのアドバイスを頂きました。最初の数日で自分の消費ペースを把握し、比較的時間の自由度が高い1度目の土日でスパートをかける。理由は単純で、時間を追うごとに行動の自由度が下がるからです。(これは後に痛いほど思い知らされることになります)
そして5人1組のミニチームの探し方。ドリフェスというのは結局プレイヤー間でのポイントの奪い合いで、時にミニチーム内で競うこともあります。そのため、チームの目標やメンバーの実力が自分を大幅に上回っているチームに入ってしまうとポイントを「取り負けて」満足に稼げません。一方で目標が自分の狙いを大きく下回るチームに居ると、敵のレベルの上がり方が鈍くてこれでもポイントは伸び悩んでしまいます。理想は自分の目標よりやや下を狙うことを標榜するチーム。1枚獲りを狙う私にとっては4000位狙い辺りが適切でしょう。ラッキーなことにまさにそれを標榜したチームがすぐに見つかり、そこに入れてもらうことになりました。メンバーの前回ドリフェス順位がやや高めなのは気がかりでしたが……。

最悪のマッチング

10月31日、ドリフェスが開幕すると早くも試練が襲い掛かります。ミニチームがいくつか集まってチームができるときの”マッチング”で、はるかに格上の方と何人も組むことになってしまったのです。順位にして、確か第1R終了時点で全体2桁台がゴロゴロ、最高は10位前後。チームが強いとそれはそれでメリットもありますが、前述のようにそんな方相手にポイントの奪い合いでは歯が立ちません。事実、パワーの足しになるマイエナジードリンクを使うボタンを押す暇もありませんでした。チームはラウンドで敗北しない限り解散せず、またこれだけ強いチームなので中々解散することはありません。1枚獲りなら2000位で十分なのに、どうしてこうなった……もしかしたらミニチームで組んだ方が実は実力者ばかりで、それを基準にチームが決まったのかもしれません。こうして私は半ば場違いな激戦区に巻き込まれ、暫くはこの最悪に近い環境で戦わざるを得ないことが早々に決まったのでした。
しかし落胆するわけにはいきません。初日時点で1枚獲りボーダーの最終予測は1.8億。最終回でアイテム使い切りを皆が考えた結果、前回の小梅ドリフェスの3倍、昨年頃のドリフェスの8倍程度にまでボーダーが高騰していました。これはアイテムを使い切らないと到達できない数字。自分でもなんとかなる時間帯はないか……と考えた結果、朝方=7~9時のFEVER時間帯に活路を見出すことになりました。ここは夜間に比べればまだ空いていたため、出勤前にドリフェスを集中的に触る方針に。その結果、11月2日の朝には1億ptsに到達。1日でAPドリンクを3000本弱消化するなど、ある程度ペースを掴めてきていました。

最終ボーダー2億あるかも?なんて話もしてた

温泉ガチャで大儲け

ドリフェス開幕と同時に、温泉テーマのガチャも始まりました。今年の目玉はウサミン&輝子。昨年の目玉である藍子&響子も無事復刻し、前述のとおりこのふたりのお迎えに向けて初日からジュエルを行使していきました。
すると引換券で得た12%チケットの1回目でいきなり温泉ウサミンが来所。その後は空振りが続くものの、今度は30%チケットが仕事をしてウサミン到来。フリトレで高値をつけているうちに2枚とも他所に行っていただきました。十分なエナドリを確保できたので、これをもって復刻藍子&響子をお迎えしました。
ガチャの調子が良かったので、もう少しだけ回してみることにしました。すると次に引換えた12%チケットで、今度は輝子が机の下から出てきてくれました。流石にこれ以上は揺り戻しがありそうだと思ったので、ジュエルで回すのはやめました。
ところで、プラチケで回す方のタイプは基本的には付属するイベントのアイテム補充が目的です。しかし目玉が全く出ないわけではなく、ふたり合わせて0.016%の割合で一応チャンスはあるようです。

その0.016%を引き当ててしまいました

第一声は「ウソやろ!?」

11月2日深夜、だいぶ減ってきたAPドリンクを補充するために100枚単位でプラチケを行使していたところ、ある10連で見覚えのあるガチャ演出が。少し前に2度引いた温泉ウサミンでした。嬉しいというより信じられなかったです。ドリフェス中はトータルで2000枚程度プラチケでガチャを回しましたが、目玉が出たのはその一度きり。それでも期待値を大幅に上回る結果であることには変わりませんでした。
結局一連のガチャではおよそ1500本のエナドリを手にし、藍子&響子お迎えに使った分を差し引いても1000本程度が残る大儲けになりました。ここで得たエナドリはその後のフリトレ祭りで大いに役立ち、重点的に見るアイドルのカードの大半を手にする結果へと繋がっています。

大逃げこそ最善

ガチャで気分が良くなっていた頃、11月4日の朝には2億ptsに到達。元々手持ちのAPドリンクは使い果たし、プラチケから引換えたドリンクを使っていたと記憶しています。7000位圏内が常だった私が119位とかいうギャグみたいな順位を叩きだしているのには笑ってしまいましたが、これも大逃げを決めきるため。ボーダー予測も当初の1.8億からやや下がってきていましたが、粛々とAPドリンクを行使していきました。

ミニチ上位でもう1枚ワンチャンあるんじゃ?とか思った、そんな時期もありました


そんな中、負ける気のしなかったチームが5R目で遂に敗北します。8R中6Rぐらいは勝てるかなと思ってたのに。段々相手チームが手強くなって遂に……となるかと思ったら、意外にも呆気ない最期でした。これでチームは解散、再編されて多少はやりやすくなるか……と安堵したのも束の間、6R目の相手を見て目を疑いました。

この人らさっきまで味方だったぞ?

更に言うと、味方から敵に回ったのはチームの中でも非常に強いメンバー。前述のポイントの奪い合いで歯が立たない方々でした。味方でも困っていたのに敵に回られたらもっと厄介です。昨日の敵は今日の友って古い言葉があるけど……ならぬ"昨日の友は今日の敵"!一旦負けたら楽になるというのは完全に甘い予測でした。遂には縄張り(?)の朝方ですらまともに稼ぐことができなくなり、2.7億pts辺りで急に伸び悩んでしまいました。幸いボーダー予測が1.4億pts前後まで落ちてきていたので、1枚獲り自体は安全圏になっていました。自分の戦いができない不安がある中でも安心感があったのは、他でもない大逃げ戦略のお陰。頂いたアドバイスに従って正解でした。

緊張からの解放と、その後

11月11日深夜から2日間の最終Rでは、FEVER時間帯以外でも身動きが取れませんでした。ここは敵方に全体3・8・12・35・36・49位が、味方にも77位がいるという魔境、敵ユニットを見つけた瞬間もう倒されている。FEVER時間帯の敵ユニットに比べて体力が圧倒的に少ないので、本当に一瞬です。もし最後にスパートをかけるつもりでアイテムを使っていたらどうなっていたことか。手持ちの半分近く残したまま満足に使うこともできず、非常に悔しい結果となったことでしょう。結局R専用のAPドリンクを消化するほかはほぼ何もできず、ボーダー予測値だけを眺めるのに終始しました。なお、5R以降はすべてのラウンドで敗北しています。
そのボーダーは急落を続け、終了間際には1億程度にまで落ち着いていました。当初に比べて半分強にまで下がったことになります。しかしよく考えてみると、それは妥当な結果でした。藍子ロワの件でも触れたように、ボーダーの予測は「過去イベントの*.*倍のペースで進んでるからこのまま行くと過去イベントの最終成績の*.*倍になる」という考えで計算されます。一方ドリフェスの形式では、奪い合いという仕組み上ポイントの上昇ペースにはどうしても頭打ちができてしまいます。そのため序盤が前回のドリフェスの3倍ペースだったとしても、元々激戦になりがちな終盤でも3倍が続くことにはならないわけです(3倍どころか同程度かもしれません)。それを見越して独自にボーダーを予測できていた方であれば、恐らく私よりは楽に取り組めていたことでしょう。

こうしてドリフェスは13日深夜に閉幕、翌14日の12時に最終順位が発表になりました。結果は310位。手持ちのアイテムも(プラチケは残したものの)使い切ったうえで、1枚獲りという当初の目標を達成。自己最高記録も更新。藍子ロワのときと同じような成果を得ることができました。この後のイベントではまともに順位も狙えないので、実質最後に順位争いできるイベントで結果を残せたのは本当によかったです。
その一方で、緊張から解放され燃え尽きたという感覚もありました。まず、開催期間2週間があまりに長すぎました。その前の準備期間を含めれば2週間半もの間ドリフェスのことを考えていたことになります。そして緊張感や不安がロワと比べても段違いでした。くどいようですがドリフェスはポイントを奪い合う形式なので、自分だけではどうすることもできない要素が多いです。序盤で激戦に巻き込まれた際、ボーダーの推移次第では諦めようかと思ったこともありました。ただの画面操作ですが、仕事(やデレステ、各種制作を)しつつ2週間気にするのは中々に負担で、自分の中で限界を超えていたような気がしました。

順位発表後、報酬である志希は親愛度MAXにした後フリトレで他所に行ってもらい、次のロワ最終回終了後に特訓後をお迎えしました。その後が色々忙しくなってしまったので、実はまだ台詞を把握できていません。志希の他のカードとともにボイス集を設けることもありますので、もう少ししたら確認できそう。サ終まで残された時間は長くないですし、大事に触れ合っていきたいものです。
本当はもう少し前に本稿を書いているつもりで、現況としてフリトレに明け暮れていることを添えるつもりでした。しかしそのフリトレ自体に、またアイプロとフェスでの(一応)アイテム消化に追われているうちに時間がなくなってしまい、12月22日にはフリトレも閉鎖してしまいました。本当に少しずつ、少しずつ、機能が停止していくモバマス。どなたかが退店が相次ぎ過疎になっていくショッピングモールに喩えていたのもよくわかります。それでもカードそのものやイベント関連はまだ閲覧できますし、前述のボイス集のような記録を残せるよう、残り3か月で作業していきたいと思います。

以上、想像以上の激戦に巻き込まれながらドリフェス最終回で1枚獲りを狙ったプレイヤーの回顧録でした。

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