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No.66冷凍野菜って何?(アレルギー)

こんにちは。

冷凍野菜にも、表示対象となるアレルギーがあります。
下記は消費者庁が記した植物アレルギーの表示対象項目です。

・表示義務(特定原材料8項目)
えび、かに、くるみ、小麦、そば、乳、落花生(ピーナッツ)

・推奨(特定原材料に準ずるもの20品目)
アーモンド、あわび、いか、いくら、⭐︎オレンジ、カシューナッツ、⭐︎キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、⭐︎大豆、鶏肉、⭐︎バナナ、豚肉、マカデミアナッツ、⭐︎もも、⭐︎やまいも、⭐︎りんご、ゼラチン

上記、弊社は冷凍加工食品(惣菜など)も販売しているので、全てのアレルギー対象品目が関係しますが、
品目前に⭐︎マークを付けているものは、特に弊社にとって関係するものです。

アレルギーは人の命に関わるものですので、製造工場で、
例えば、「冷凍塩味付き枝豆」を製造後は、「大豆」(枝豆のアレルゲンは大豆)のアレルゲンが製造ラインに残らないよう、徹底的に洗浄します。
1ラインの洗浄時間だけで1日に2時間位はかけていると思います(複数ラインがあれば、人数も時間も何倍も必要です)。

なぜなら、コンタミネーションの問題があるからです。
コンタミネーションとは、食品を生産する際に、原材料として使用していないにも関わらず、アレルギー物質が微量混入してしまうことを言います。

上記例ですと、冷凍塩味付き枝豆を製造後、同じラインで、次に冷凍インゲンを製造する場合、インゲンにはアレルギー物質はありませんが、枝豆には大豆がありますので、ライン洗浄を徹底しないと、インゲンにアレルギー物質が混入する危険性があるからです。

よって、危険性を考慮し、基本はアレルギー物質を含む食材と含まない食材とは、製造ラインをできるだけ分けます。

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