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15.冷凍野菜って何?(スーパーへの納品期限)

こんにちは。
昨日は冷凍野菜の賞味期限の長さは各社で違うが大体1年〜2年で設定していると書きました。

今日はその賞味期限に関するメーカーにとっては辛いお話です(笑)。

例えば、本日は2024年6月11日、今日賞味期限1年の商品を工場で製造したとしましたら、袋への打刻の賞味期限は2025年6月11日です。

当商品を冷凍保管しますが、スーパーには納品期限なるものがあり、
「製造日から賞味期限2分の1までの商品」「3分の1までの商品」と決められています。

賞味期限2分の1ルールのスーパーに納品するのでしたら、上記例から、2024年12月11日(賞味期限残が2分の1=6か月残必要)までしか納品できません。

きついスーパーになると「製造日から賞味期限3分の1」、上記例では2024年9月11日までに納品(賞味期限9か月残必要)
しなければなりません。

納品期限を超えた商品は納品できません。他のスーパー等でも使用できなければ、まだまだ普通に食べられるのに、無料同然の価格で販売か廃棄です。

販売数も予測は難しいので、メーカーは多めに多めに作ります。

今は廃棄するにも多額の費用(廃棄場所までの運賃、焼却費など)がかかります。
食品ロス削減という綺麗事はよく言われますが、遅々として進んでいませんね。

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