大差がないことに気づかない。
日本はかなり相対評価の国だと思う。
例えば、
小さなコミュニティで、
全員無能にも関わらず、
マシな人が有能扱いされる。
本人も勘違いする。
そうマシなだけなのに。
そもそも無能は傲慢な人が多いので、
大差がないことに気づかない。
50メートル走を、
8秒かかるならすでに速くはない。
しかし8.1秒と8.2秒の誤差の範囲で、
自分の方が足が速いと勘違いする。
そして5秒台の人が来ると、
別枠で処理する図々しさだ。
ビジネスも同じだ。
マネージャーは無能に順位なんてつけない。
全員戦力外なのだ。
しかしどうしても選ばなければならない際に、
マシな人を選ぶだけだ。
それで贔屓だなんだと騒がれても困る。
こちらは5秒台でないと困るのだ。
最低ラインで6秒台前半だ。
たまに7秒台でデキるスタンスを気取り、
8秒台相手にリーダー役を振る舞い、
自分も8秒台に成り下がる人もいる。
有能な人からすれば、
7秒台もハナからノーチャンスだと思っている。
しかしマシに見えるので、
弱いチームだとレギュラー扱いされる。
そこでさらに勘違いが生まれ、
傲慢になっていく。
7秒も8秒も大差がないのだ。
5秒台を求められるコミュニティで、
7秒台以上は不要なのだ。
なぜなら余程のことがない限り、
そこまでタイムは短縮されないからだ。
だったら自分で能力がないことを認めて、
他の競技や、サポート役に回れば良い。
それもせずに、
戦力外のまま給与を手にして、
月曜日に有給を取得する。
日本の企業はなんて優しいのか。
そこにつけ込む無能が企業を衰退させる。
無能は人の優しさにもつけ込む。
だから信頼されないのだろう。
大差がないことに気づいてほしいものだ。
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