大事にされたから大事にする

人から大事にされるってなんですか？

機嫌悪くならないように接してくれる事ですか？

欲しいものを与えてくれる事ですか？

今私は人から大事にされていると感じています。

それと今までそうされていなかった事も同時に感じています。

なので、大事にされるたびにただただ涙が出ます。

それは嬉し涙がではなくて、今まで大事にされていなかった事、そして私も同じように人を大事にできていなかった事に気がつくからです。

あの時一人の時間が好きと言っていたのが半分以上が強がりだったのかもしれない。とか、過去の自分が可哀想でとても寂しくなるのです。

そして人を大事にしていたつもりがそうではなかった事を認めざるを得なくてそれがとても苦しいです。

それと今そばにいてくれる人への感謝もあります。その全ての感情が胸の底に流れ込んで混乱します。

今大事にされていると感じる事をあげてみますね。

先ずは視線です。
差し出してくれる手。
あとは声かけ。
その全てに温もりを感じます。

それはとってもすごい事です。
今まで温もりなんてものをいつも感じながらいられるなんて幻想だと思っていました。

今までの経験では
もっと優しくしてほしいと思い伝えても
じゅうぶんにしてあげている。
それを言うなら自分はできているのか？
と詰められて返す言葉もなく
何も思わないで感じないでいるように
そんな訓練を受けているような生活でした。

取り乱さずにサラサラとかっこよく
ネガティブな感情をいくらでも抱え込んで
誰にも暴露せず
それが正しい振る舞いだと思い込むようになっていました。

子供が幼い頃の私も
子供と一緒に笑いながら過ごすも
いつもどこかで淋しくて
知らない誰かに挨拶されただけで
目が潤むような
そんな時がいっぱいありました。

自分より背が大きくなった2人の子供の小さかった頃の事を思い出して申し訳ない気持ちに襲われる時もあります。
心の中に寂しさを抱えながら育ててしまって申し訳ない。今みたいに大事にされている事を感じながら心に温もりを感じながら育ててあげれたらよかったと思ってしまうのです。

過去の分は取り戻せないですが、子供にも私に大事にされているということを感じながら過ごしてほしいなと思います。

眼差し、声かけ、手を差し伸べる。

離婚してコロナ禍になり目まぐるしく変化する社会に気を取られて、足りてなかったのかもしれません。

大事です。
大事にします。
これからはもっと。