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クリケットのボウラーは2種類!速球派or変化球派

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今回はクリケットのボウラーについて。大きく分けて2種類います。

ペースボーラー(速球派)

まずは、速球派。

文字通り速球を中心に投げていくボウラーです。グラウンドをめいいっぱい走って、ウィケットをめがけて豪速球を投げていくタイプのボウラーです。

そして、インサイドやアウトサイドなどの横幅や、ボールをどこでバウンドさせるかによって、相手のバッターに対して揺さぶりをかけていきます。決め球になることが多いのは、足元を狙っていく「ヨーカー」というボールが多く使われることがあります。

更に緩急をつけるために、ボールのグリップを変えて、速球を投げる同じフォームから、遅い球を投げることによって、相手のバッティングのタイミングをずらしていく投球術が重宝されます。野球で言うと「チェンジアップ」と言えるでしょう。

更にボールを横方向へ変化させていく、野球で言う「スライダー」「シュート」といったボールもあります。クリケットの場合、一度バウンドさせるので、空中で一度変化し、バウンドした際でももう1度変化するという、変化球が二段階変化するのが特徴的です。ただ速球派のペースボーラーは、あまり大きな変化を起こさない傾向にあります。

代表的なボウラーを紹介します

ジャスプリット・ブムラ(インド)

パット・カミンズ(オーストラリア)

シャヒーン・アフリディ(パキスタン)

ステュワート・ブロード(イングランド)

トレント・ボールト(ニュージーランド)

スピンボウラー(変化球派)

もう一つのタイプがスピンボウラー(変化球派)です。

こちらのタイプは、ペースボーラーと異なり、遅い球を投げますが、バウンド後に大きくボールの軌道が変化するのが特徴的です。ほとんどダッシュしないで投げるのが特徴的です。主な球速は70km/h〜90km/hと言われています。

変化球を得意とするボウラーは、主に手首か指をひねらせて、ボールに回転をつけさせます。ボールを投げる角度、ボールに与える回転によって、相手のバッターを惑わせていきます。

またスピンボーラーは、摩耗したボールの方が変化させやすいので、主に中盤戦以降に登場する傾向があります。更にボールに変化をつけさせるために、衣服や唾液を使って、ボールを磨くことがよくあります。

スピンボウラーは遅い球を投げるため、バッターが振り抜くと、長打になりやすいリスクはあるものの、ウィケットキーパーはウィケットの近くでキャッチングを行うため、スタンプト(※)でアウトを狙っていける戦略を取ることができます。

※バッターがクリースと呼ばれるラインから飛び出した際に、ウィケットキーパーがウィケットのあるベールを倒すアウトの一種。

スピンボウラーは主に柔らかいピッチ状態で力が発揮しやすく、高温多湿の南アジア諸国から名ボウラーが誕生する傾向にあります。

主なスピンボーラーを紹介します。

ラシッド・カーン(アフガニスタン)

ラヴィチャンドラン・アシュウィン(インド)

タブライズ・シャムシ(南アフリカ)

スニル・ナライン(西インド諸島)

シャキブ・アル・ハッサン(バングラデシュ)


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