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眞原桜並木

山梨県の北杜市にある「眞原の桜並木」をご存じでしょうか。
昨年、私は山梨県の韮崎市にある「わに塚のサクラ」と呼ばれている塚の上に立つ1本の大きな桜を見に行きました。
この桜、ずいぶんと有名なようで多くの人が訪れるということで、私も一度見てみようと思い立ったのです。
ところが残念なことに、巨大な桜はピークを過ぎ、花はほとんど散っていました。がっかりとしていたところで駐車場にいた地元の方から、「もう今年は終わったよ」とだめだしされてしまいました。
かなり気落ちしていたところ、その方から「でも今朝の情報では眞原は今がピークと聞いたから行ってみな」と言われました。
私は聞いたこともない地名だったので、「その眞原というところはどんなところなんですか」と聞き返すと、親切にいろいろ情報をいただきました。
小さな道だけれど、その道の両側に桜が植えられていて、何百メートルもの桜並木ができていて、地元で知らない人はいないということでした。
このわに塚からの道まで教えていただいたので、お礼を言って、でも半信半疑でそこへ行ってみました。
実際に行ってみると、本当に美しい桜並木で、ため息をのんでしまいました。桜並木だけでなくバックには甲斐駒ヶ岳が迫り、山岳風景としても素晴らしいものでした。
今まで知らなかったうえに偶然に訪れた場所での感動で忘れられない場所となりました。

前置きはそれくらいにして。
忘れられない感動をもう一度ということで、先週再び眞原を訪れました。
今年は気温の高い日が続いたためでしょうか。昨年よりも早い日に行ったにもかかわらず、桜のピークは過ぎて花吹雪になり始めていました。
ぎりぎり間に合った、という感じです。

眞原の桜並木
桜は少し散り始めていましたが、ぎりぎり間に合ったようです。
iPhoneのパノラマ機能で撮影

少し残念だったのは、天気がそれほど良いわけでもなかったので、南アルプスは雲の中で一度も姿を見せませんでした。
それでもこの桜並木だけを見ても素晴らしいものです。

車の通る道ですが、堂々と道の真ん中で写真を撮っている人ばかりでした。
車はこの桜並木を見ながらの運転ということもあって、どの車も自転車よりもゆっくりとした速度で動いていました。
iPhoneのパノラマ機能で撮影

ここの桜は樹齢が45年~50年程度ということで、750mの桜並木が続くようです。この750mを二往復もしてしまいました。

桜の花が散り始め、地面に花弁が敷き詰められてくるのもまた素晴らしい景色ですね。
iPhoneのパノラマ機能で撮影

このすばらしい並木を堪能して、来年はもう一度訪れようと思った次第です。


桜並木のどこから写真を撮っても素晴らしい絵になります。


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