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カラマツとサルオガセの林

南アルプスの前衛峰である入笠山の南に大阿原湿原というところがあります。
入笠山から大阿原湿原に向かう途中にはカラマツの林があり、独特の雰囲気となっています。
というのは、ほとんどの木にはサルオガセという地衣類が垂れ下がっており、まるで緑色の薄い布を枝に掛けたように見えるからです。

サルオガセが垂れ下がるカラマツ林

この林を通った時はよく晴れていたのですが、薄曇りで靄がかかったりしているときっと不気味な森に入り込んだような世界になるだろうな、と想像してしまいます。

不気味な地衣類サルオガセが独特の雰囲気を作ります。
色々な植物が、それぞれ最適な場所で生存しているのでしょうね。

こういう独特の環境で生息する植物はやはり現場に行かないと見ることができないので、山やその麓を歩くことも大変楽しいことです。


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