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エアコン室外機の清掃

先月初めにあいさつの投稿をしただけで、以降全然投稿もせずに自宅作業をしてました。

で、初の投稿はリフォームではなかったりします。

皆さんは、日ごろからエアコンは使用されてますか?
夏場だけ冷房で使う人は、そろそろ稼働しだしてる頃でしょうか?
自分は年がら年中、エアコンのお世話になってます。

大体の方は、中機のフィルターの清掃はされると思いますので、ここでは触れません。

稼働効率を上げるのに、意外と盲点なのが室外機の清掃です。

室外機。
常に屋外で、風雨に晒されて埃等の汚れを一身に受けてます。
大雑把な仕組みとしては、裏側のアルミフィンの部分から吸気して、表側のファンで排気をします。
肝となるのが、裏側のアルミフィンです。熱交換をする重要な場所です。
構造は極薄のアルミ板が1㎜程の等間隔で、室外機の裏側全面と片側側面と表面積の約半分を占めます。このアルミフィンを清掃することで、エアコンの性能が復活します。

Q :そもそも、室外機を清掃する必要があるのか?
A :あります。
 アルミフィンは先の構造で述べた通り、薄い板が極めて狭い間隔で並んだ集合体です。中機の様にフィルターで空気を濾して取り込むわけでもなく、外気をそのまま。
隙間がフィン同士の隙間が1㎜程しか無いので細かなゴミがフィンとフィンの間にはまり、目詰まりの原因となります。そうやって目詰まりが多くなれば、吸気の量が減り熱交換の効率が下がります。効率が下がるということは、必要以上に稼働するので、その分電気代に跳ね返ります。

清掃の仕方

晴れた日に行ってください。
電子部品がありますので、水濡れ厳禁です。

用意するもの
・プラスドライバー ・モンキーレンチ ・洗剤(台所洗剤で可)
・スポンジ or ブラシ (両方有ったほうが楽。)・ウエス・フネ(コンクリートを練る時に使うアレ)・ホース

事前に、フネに水を張り洗剤を溶かしておきます。

先にざっくりと工程を述べますと、
分解→洗浄→組立の3工程です。
慣れれば、1時間ほどで終わります。

では、各工程の説明です。

分解

作業前に必ず、中機のコンセントを抜いててください。
万が一、作業中、電気回路に水が入ったりしたら、ショートしてエアコンが壊れますし、作業員が感電すり事になります。

構造や分解手順ですが。
各メーカーごとに多少異なりますが、大まかには大体一緒です。
※組み立てに自信のない方は、分解時にビス位置を写真で記録することをお勧めします。
写真の時系列を逆に見れば、組立手順になります。

正面の排気口カバーから

四隅がビスで固定されています。


続いて上の天板を外します。
天板は、両側面にそれぞれ1~2本のビスで留められてます。

排気ファンは、真ん中のナット(10~12㎜)で、止められてます。

外したビスや、ナットは無くさないように気を付けましょう。
(空のバケツ等にまとめて入れておくとわかりやすいです。)

フロントパネルは、両側面上部に1~2本ずつ、正面は2~3本で止まってます。(上部は、ファンモーターの基部との接続ビスもあるので、必ず外します。)
左サイドパネル、(右は、基盤等がある部分なので、外しません。)は、
下部に1~2本のビスで止まってます。
外しても取れない場合は、室外機背面側でも留めてあるかと思います。


左サイドパネルの背面ビス
ファンと天板を外したところ。

フロントパネルを外した次は、ファンモーター基部の取り外しです。
本体底板との接続部分に挟み込んでビスで固定してあります。

ファンモーター基部の接続部分

ファンモーター基部は、電気配線で繋がった状態で、完全に分離はできませんので、上手に本体右側に移動させてください。

以上で、分解は終わりです。

洗浄前の汚れた状態
洗浄前の側面。
外側から外気を取り込むので、フィン同士の隙間にゴミが挟まってますし、
雨等の水分で汚れも固着しています。見難いですが、背面部分も同様です。

洗浄

※洗浄作業で一番気を付けることは、
・本機右側の機械部分を濡らさない事
 (不安な人は、乾いたタオル等を隙間に詰めた後マスカーテープ等で養生すると良いでしょう。)
・フィンをなるべく曲げない事
 (非常に薄いですし、一部接触してますので、絶対に曲げない事は不可能)

先に、外した部品から洗います。
理由としては、時間退縮です。
(洗浄→水分の荒拭き→天日乾燥)乾燥の間に本機洗浄です。
フロントパネル等の端は鋭利な部分が多いので、怪我の無いよう気を付けてください。
各パーツをフネに作った洗浄液を利用して洗浄します。

排気ファン洗浄前
排気ファン洗浄後


本体洗浄は、吸気部分を濡らし汚れをふやかし、洗剤を付けたブラシでこすり落とします。
ブラシは、フィンの目地に沿って縦方向のみに動かすようにしてください。
横方向にブラシを動かすとフィンが曲がり吸気効率が落ちます。
力加減にも注意してください。強すぎると目地方向でも歪みます。
※ブラシの届かないところは無理に洗わなくていいです。無理に押し込むとフィンが曲がります。
汚れを大まかに落としましたら、水で濯ぎます。
ホースで、内側から外に向けて上から下にざっくりで大丈夫です。
掛け過ぎは、水分の電気回路部分への侵入の原因となり故障の要因に繋がります。

本機のフィンは、水分の拭きとりはしなくても大丈夫です。
理由として、
・もともと屋外に置いてるので濡れてても問題がない。
・フィンがそれぞれ鋭利なので怪我をすることがある。
・下手に拭くと、フィンが曲がる。

以上で洗浄完了です。

本機洗浄後、内側
本機洗浄後、左側面

組立

簡単に言えば、分解の逆手順です。
本機にファンモーター基部の取り付け
(配線位置に注意)
左サイドパネル
フロントパネル
排気ファン
天板
排気口カバーの順に取り付けて完了。

コンセントに差し、動作確認。
問題なく動けば終了です。

簡単に解説しましたが、(特に組立)いかがでしょうか
出来そうだと思った方は、ぜひ挑戦してみてください。
では

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