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カルティエのトリニティあれこれ

私が20代だった頃トリニティはクラシックとXLしかなかったように思う。
見かけるほとんどのトリニティはどっしりとした存在感のあるXLで、年配のおばさま方の指におさまっていた。故に私には縁がないなと思っていたけどジャン・コクトーが恋人のために3色の金に意味を込めて作ったという由来(諸説あります)は心に残っていた。

絡まり合う3色の金のうちピンクゴールドは愛、ホワイトゴールドは友情、イエローのゴールドは忠誠を表現していると言われる。

30代でSMが登場し、その華奢さが「トリニティはおばさまのもの」というイメージを払拭してくれた時は自分で買おうと思った(当時9万くらい)。しかし店舗が近場にないのとloveがテーマのリングのため1人で買うのも虚しいような気がして、躊躇している間に時間が過ぎてしまった。

左SM 中央XL 右クラシック

事態が動いたのは今年の初夏あたり。度重なる値上げで「あら、もうトリニティ(自分じゃ)買えなくなりそうね」と言う私に、夫が「結婚5年だし記念に買う?結婚10年で何か贈ろうと思ってたけど高くなったのなら5年前倒しにしてたくさん使えば(元が取れるから?)いいじゃない」と言ってくれたのだ。(神ー!)

若い頃は男性にアクセサリーを買ってもらうのが苦手で断っていたのだが、夫との関係は良好だし、なるべく長く一緒にいたいのでゲンを担いでプレゼントしてもらうのものいいかもしれないと思った。かくして快くオファーを受けさせてもらったのでした☺️

結婚記念日当日、最初に足を運んだ銀座のカルティエはお姉さんの対応は芳しくなかった。SMを所望しているのに「SMは品切れ中だからクラシックを買えばいい」と言われてしまった。びっくりした。エントリーモデルしか知らない一見さんには厳しめの接客スタイル…???

取り寄せや他店舗での在庫状況など、建設的な提案を受けられなかったので私たちはもう一店舗の銀座店で購入することにした。こちらのお店では少し年配の女性が対応してくれ、自身が投げかけた質問から結婚記念に指輪を買いに来たことを察してくれた。気さくな人柄に気持ちがほぐれ「ピアスも自分で買っちゃおうかな!」と言ったら夫がピアスも買ってくれた。顔はこわばっていた。

全力でいいよ!自分で買うよ!と断ったけど一応は昭和男、ここで女性に買わせることは沽券に関わることだったのかもしれない。店員さんの目もあり、断れない状況でぶっ込んでしまった事は反省している。(ごめん)

でもこういうお店は敷居が高いのでこの担当さんの前じゃないと気軽に試着できない!と思って思い切りました。買ってくれたのは夫だけど。

ちなみにサイズはふねさんという方のブログを参考にさせてもらいました。
https://cosme-funese.net/cartier-trinity-earrings

どちらも一番華奢なもの


愛情・友情・忠誠を表現していると言われるトリニティリング。私たちの愛情がいつか薄れても、友情が信頼(忠誠)を取りなしてくれるよう指輪に願いを託した結婚5周年でした💍



人差し指、薬指(ギリ中指)におさまるサイズ。






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