webラジオ・ナビゲーター、「ぬえむ氏」。ラジオ番組、ラジオドラマ、朗読などで…、いま注目のラジオ・クリエイターである。「私の持ち味は、この特殊な声。声が出なくなったら、私は生きていけない。」その独特な声は、ぬえむ氏の心臓でもあるのだ。
「webラジオ・ナビゲーターになったきっかけは、今から約20年前、インターネットのチャットルームで、知人から声が出せるよ、と、教えてもらってから。
それからですね。きちんと話すことを学びはじめたのは…。」
僕もフレーズ詩の朗読を、ぬえむ氏にやってもらっている。その朗読という独特の世界で、フレーズ詩の評判はすこぶるいい。
「webラジオ・ナビゲーターをやっていて、いいところは、後ろ向きにならないところですね。
常に前向きでいられる。ラジオをはじめてから、日々の生活の中で、これラジオで話そうとか、アンテナを立てていることが多くなって、新しいものをきちんとみるようになりました。
朗読をやりはじめたのは、ラジオより、もっと遅いですね。約20年前にラジオ番組を、約10年前にラジオドラマを、朗読はその後ですね。」
webラジオは、コアなファンが多く。とても親しみやすい媒体だ。
ぬえむ氏のラジオ番組名は、『笑って生きよう。webラジオ・わらいき』
「webラジオの良いところは、全国的に聴けるところですね。20年ぐらい前は、横浜のFMとかは九州では聴けませんでしたが。そのころ、私のラジオを聴いてくださる方は、北海道から九州、アメリカにもいました。
いま新企画として、インターネット・ラジオを放送しながら、全国行脚をしようという計画が動きはじめています。番組は、トークを70%、音楽を30%ぐらいの比率で構成している。
トークは、テーマをひとつの番組で30~50ぐらい用意して、その中から10ぐらい使う感じ。
トークは、テーマに対して、こんな風に感じたなと、こころの動きを話すということを大事にしている。
私は、自分がたのしいことをただやっているだけ。生きることには、たのしもうという姿勢が大事。
勉強だろうが、宿題だろうが、たのしもうという姿勢がちょっとでもあると、それに向かうモチベーションが変わるから。たのしもうとするだけで。何もかもが、ラクになるのよ。」
ラジオは深い媒体だと思う。
それは視るのではなく、聴くからだ。
聴くことによって、ひとりひとり違うイメージが、こころの中で膨らむ。
聴くことは、想像力の主翼を広げてくれる。
ラジオでイメージの旅にでる。
ラジオは、リアルな旅より、もっとリアルな知らない自分を感じる旅になる。
ラジオ・トラベラー。
ラジオをかける少女。
ラジオをかける少年。
そして、ラジオをかける男女になるのだ。
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