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イラストレーター、スージー甘金氏。ある意味、ヘンな部分がないと、クリエイターとしては、生きにくい。他人と違う部分をもっているからこそ、イラストやモノ創りに活かせる。


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スージー氏の話し方が少しずつ熱くなってきた。やはりこころは、いつまでもイラスト少年そのものなのだ。

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「私はヘンな人が好きです(笑)。他の人が真似できないくらい、違う感性をもっているとか。他の人と同じだと、そういう人はいるでしょう、となる。ヘンな部分を伸ばすには、自分でよく考えることが大切。最初はわからないけど、何かのきっかけで、自分のヘンに気づいていく。自分のヘンを気がつかない人もいる。自覚することが大事。」

ヘンとは、こころの奥の奥にある本当の自分らしさなのだ。
自分で思ったことを素直に表現してみよう。自分が感じたことを、まっすぐ表現してみよう。
ヘンとは、ある種、クリエイティブな言葉なのだ。クリエイターとしての勝負感性になるのだ。

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「イラストレーターは、自分で仕事を楽しめる人が向いていますね。私は仕事の90%ぐらいは楽しんでやりますね。ていうか、楽しめちゃうんですね。どんなイラストの仕事でも、自分の気持ちの持ち方で楽しめるんですよ。
仕事は、楽しんだもん勝ちなんです。」

イラストレーターは、自分の世界に潜ることが大切な仕事である。
その自分の世界の中でいつまでも楽しめる、そういう人が向いている、ということを感じた。

…これからイラストブームがまたくるという方もいますが。

「いまもイラストブームといえば、ブームなんですね。シンプルな線画を描くイラストレーターが多く出てきているんです。」

イラストレーターの生活とは、どのようなことがポイントになるでしょうか。

「日々の暮らしの中でも、いつでも集中して絵を描く時間をしっかりと
確保することが大切ですね。これからのイラストは、ますます細分化していくと感じていますから。たいへんだと思います。昔は、ポーンと流行りのイラストがでると、一直線で、みんな同じ方向に走り出していましたが。いまは、あんまりないですね。ますますヘンという、価値観が求められている時代になってきたのではないのでしょうか。私は、イラストレーターになって、幸せでしたね。イラストレーターでよかったと思いますよ。」

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ある年齢にきて、自分の人生をふり返ったとき、
「いろいろあったけど。ああ、幸せだったな。」
そう思えるようになることは、生きる意味のひとつであると、僕は、想う。

すすんだり、戻ったり、右へ曲がったり、一時停止したり、

そしてある年齢に達したときに身体の奥から湧き上がってくる言葉とか、映像とか、気持ちとかが、その人にとって生きる意味なのではないだろうか。

自分の生きる意味。
それがわかるまで、僕たちは、心臓を止めてはいけない。

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