13年ぶりのパスポート申請
パスポートの更新時期を逃し有効期限が切れてしまっていて、海外旅行に行く予定もないのでどうしようかと思っていたんですけど、海外に行く気は満々なのでいつでも行かれるようにパスポートは持っておこうと、申請することにしましてね。
前回申請したのは13年も前なので、申請方法も変わっているかもしれないと調べてみると、申請書がダウンロード出来るようになっていました。
画面案内に従って氏名や住所など必要事項を入力して印刷すると、すべて記載された状態の申請書がすぐに出来上がり、あとは写真を用意すれば良いだけなんですけど、コレがまた久しぶりでどうしたもんかと考えるわけです。
スピード写真機を使うか、自撮りして印刷か、写真館で撮るか。
つい最近、運転免許証の写真で後悔したばかりですから
10年更新しないパスポートには、慎重になって当然です。
最近はスピード写真の質も上がっているんでしょうけど、過去にスピード写真で撮影したものが却下された経験があるので、イマイチ気が進みません。
色味がどうの、と指摘された記憶があります。
ワタシがどう頑張ったって解決できないことだったので納得がいきませんでしたが、受け付けてもらえないんですから、仕方なく申請所近くのスピード写真機で撮り直したんですね、その時。
色味が関係ない、白黒仕上げで。
じゃぁ今回の申請用は、仕上がりに不安がない写真館で撮るのか?っていうと、2000円超えの料金にそこまでしなくてもっていう感じが否めないので、とりあえずお手軽なアプリでやってみることにしました。
数年前に履歴書を用意しないといけないことがあり、その時使ったきりなので今の証明写真アプリがどんな感じなのかは分からないんですけど、試しに使ってみます。
色々ある中で、選んだのがコレ↓
操作は簡単で、自撮りした写真 ( 実はこれに一番苦労した んですけど、経緯は割愛します) を使って、データはすぐに作成できました。
問題は、この後の " 印刷 " です。
アプリのレビューには「コンビニで印刷したほうが仕上がりがキレイ」とあり、ここで迷うわけですよ。
過去に証明写真アプリで作成したものをコンビニでプリントアウトしたら、画像がとても悪かったんです。
もしかしたら他店ならキレイに仕上がるかもと再度トライしてみたものの、納得のいく仕上がりではなかったので、コンビニ印刷には良い印象がありません。
今回もそうだとイヤなので、自宅で印刷することにしました。
普段はエプソンのプリンターを使っていますが、写真印刷の場合はキャノンで出力します。
で、キャノンのプリンターを起動させてプリントしようとしたところ、新しいMacBookにプリンターの情報が入っておらず、セットアップからやらないといけない状態ということに気づき、作業ストップ。
このプリンターはセットアップをCD-ROMでやる機種なんですね。
どんだけ古いんだ、って感じですけど
外付けドライブを使ってインストールしてみると
セットアップボタンが開けない、っていう状態。
調べたところ、機種が古すぎて今の OS には対応していないため、プリンターと接続することが出来ませんでした。
う〜ん。
困った。
パソコンにつなげないとなると、データを USB に保存して
それをプリンターに直接続して印刷するしかなさそうです。
試しに、100円ショップで販売されていた用紙を使ってみると
想像以上に、キレイに印刷出来ました。
USB、グッジョブ。
念の為、数バージョン印刷してみたところ、白黒については仕上がりに問題なかったんですけど、カラーは色味が微妙。
どうやっても肌が黄色くなってしまうので、今回は白黒写真で申請することにしました。
パスポート申請の写真は、画像の鮮明さ以外にサイズが細かく決まっていて
この規格内にちゃんと収まっているか確認しないといけません。
写真のサイズはアプリ内で「パスポート用」に設定していたので、その大きさ通りに印刷出来ていたため、大丈夫そうです。
これを持って申請手続きに行ったところ、無事クリア。
期限切れのパスポートには穴が開けられて返却され
引換証を受け取りましたよ。
パスポートセンターはガラガラで、申請する人はワタシとカップルしかおらず、手続きは10分くらいで完了しました。
パスポートセンターまで車で往復50分。
手続き10分。
9:30に家を出発して、10:30過ぎには帰宅しているっていうね。
帰宅して玄関でバッタリ会った母に
「お早いお帰りで」なんて言われたので
「うん、パスポート申請に行って来た」と返すと
「えっ!!? パ、パ、パスポート?」と、志村けんのような見事な二度見を決めてきました。
それくらい驚く早さだった、ってことです。
そして、2週間後。
めでたく、NEWパスポートをゲット。
顔写真のページを開き、マジマジと眺めます。
前回のパスポートの顔写真と比べると、「ちょっと鼻の下が伸びたっぽい」っていうのが感想です。
表紙は同じなんだな、と思いながら新しいパスポートのページをなんとなくパラパラめくると
ん?
なんか、すごいことになっている。
査証ページが、浮世絵になっています。
しかも、全ページ、違う絵柄。
普通に、カッコイイ。
これは持っていたい、と思えるデザインです。
今までのパスポートは全ページこんな感じで
数字だけが印刷されているシンプルな物でしたからね。
査証ページのデザインに葛飾北斎の「冨岳三十六景」が採用されたのは、2020年2月4日 ( 申請分 ) からで、5年用パスポートは16作品、10年用パスポートには24作品が使われています。
査証ページの大幅なデザイン変更は、1992年以来28年ぶりということですよ。
デザインの候補は他に、正月やひな祭りなど日本の情景、鶴、桜などの植物をモチーフとしたものがあったそうですが、「冨嶽三十六景」を導入したのは、シンプルなデザインよりも複雑性のある芸術作品の方が、不正な読み取りや偽変造がされにくいから、なんだそうです。
パスポートの製造は、紙幣を作る国立印刷局が担当していて、用紙も紙幣と同じ特殊技術が使われています。
パスポートの最後のページには "国立印刷局製造" と印字されているんですけど、このページもカッコよくなっていました。
さぁ、これで、いつでも海外に行ける。
円高、カモン!
みなさまのご支援に感謝します。