オンラインサロン俱楽部Baseball-Statio60『ドラフト会議回顧～私が分析した選手たち～』（2812文字、動画13分01秒）

　ドラフト会議が終了しました。

　今回まで、オンラインサロンのメンバー以外にも最後まで視聴して頂こうと思います。

　私が野球太郎で分析させて頂いた選手の結果はこちら…

✅小園健太（市和歌山）10点：DeNA１位
✅風間球打（明桜）9点：ソフトバンク１位
✅森木大智（高知）10点：阪神１位
✅達孝太（天理）９点：日本ハム１位
✅隅田知一郎（西日本工業大）9点：西武１位
✅佐藤隼輔（筑波大）10点：西武２位
✅鈴木勇斗（創価大）10点：阪神２位
✅山下輝（法政大）9点：ヤクルト１位
✅廣畑敦也（三菱自動車倉敷オーシャンズ）８点：ロッテ３位
✅有薗直輝（千葉学芸）８：日本ハム２位
✅阪口樂（岐阜第一）10：日本ハム４位
✅前川右京（智辯学園）10：阪神４位
✅正木智也（慶應義塾大）9点：ソフトバンク２位
✅ブライト健太（上武大）9点：中日１位
✅深沢（専修大学松戸）7点：DeNA５位

　という結果となりましたが、この人選はそもそも野球太郎側から指名された選手です。

　私が選んだ選手ではありません。ですので、全ての選手が指名されていることが凄いのは私の分析がどうこうではなく、野球太郎の人選の素晴らしさです。

　SNSでも沢山コメントされていましたが、本当に野球太郎の選手を見る力は素晴らしいなとつくづく感じました。

　その中で重要なことは、私が分析した選手の評価についてです。

　まず１０点満点をつけた選手６名の結果は…

１位：２名（小園投手・森木投手）
２位：２名（佐藤投手・鈴木投手）
４位：２名（前川選手・阪口選手）

　そして１０点を付けていない選手で１位指名の選手は…

✅風間投手：ソフトバンク
✅達投手：日本ハム
✅隅田投手：西武
✅山下選手：ヤクルト
✅ブライト選手：中日

　と５名。

　私が10点を付けて1位指名した選手の2名を超える選手です…

　これは、あくまでもドラフト時点での評価ですが、私の分析内容は散々たるものでした…笑。

　ただこれはあくまでもドラフト指名時点です。

　この2～3年後、5年後、10年後はどうなっているのか？

　この検証もしていきたいと思います。

　１０点を付けた６名の選手ですが、まずは１位の２名。

　小園投手、森木投手は高卒ですので、１軍での登板までにどれくらいかかるのか？

　DeNA１位の小園投手ですが、DeNAの高卒投手で直ぐに１軍にて投げている投手が最近はおらず、どのくらいの期間で１軍登板してくるのかがポイントになるかと思います。
私個人の意見ですが、今までの起用とか関係なく、完成度の高い投手ですので、１年目の後半では、短いイニング（５回までなど）での先発登板でどんどん１軍で経験させて、２年目では先発ローテンションで使う（ヤクルト奥川投手・オリックス宮城投手のように）というようなビジョンで育てて良いのではないかと思います。

　阪神１位の森木投手は、西純也投手が２年目で１軍での登板が増えてきているなど、高卒でも比較的早く登板の機会があるのではないかと思います。投球動作分析でもお伝えしましたが、胸郭が硬い印象があるので、故障だけには十分注意して、２軍での結果が出れば早い時期から１軍で登板して良いのではないかと思います。

　西武２位指名の佐藤投手は、不足している左腕状況を考えると、直ぐに１軍での起用が考えられる投手です。しかも先発での起用が十分に考えられます。
そこで新人合同自主トレからの身体の作り、そして春季キャンプから長いイニングで投げることを考えたトレーニングと投球練習。そしてオープン戦で結果を出して開幕１軍ローテーションを掴み取って欲しい投手です。

　阪神２位の鈴木投手ですが、左の先発がいないということで、開幕ローテーションを期待されるでしょう。これは前述した佐藤投手と同じで、新人合同自主トレからの春季キャンプ、これが非常に重要になると思います。

　佐藤、鈴木、両投手には来季の先発ローテーションに入る可能性大だと思いますので注目して来シーズンを迎えたいと思います。

　後は４位指名の野手２人。

　阪神の前川選手は、１軍でデビューするには時間がかかるかなと思います。その理由は阪神の外野陣。外国人選手が今後どうなるかは分かりませんが、近本選手、佐藤選手がいる中に、井上選手、島田選手、江越選手、高山選手と良い選手が揃うこの中で直ぐには出てこれないでしょう。
　５年先位を見据えて、まずはウエスタンで首位打者、ホームラン王獲るという目標を据えて頑張って欲しいです。早く筑後で見たいですね笑。

　日本ハムの阪口選手も前川選手と似た境遇となっています。一塁手と外野手という状況を考えると、高濱選手、野村選手、清宮選手、万波選手、五十幡選手、今川選手、淺間選手、西川選手などなど、直ぐにレギュラーポジションを、という状況ではありません。
　この激しい選手争いに早く参入できるように、5年位かけて2軍で結果を出したいところです。また、どのような打者になるのか？も今後のポイントだと思います。30本以上ホームランを打てるような長距離打者になるのか？それとも首位打者を狙えるような打者になるのか？
　私が動作分析をさせてもらった中では両方狙える選手ではないかと思いますので、両方獲りにいっても良いのですが、まずはどのようなタイプの打者になるのか？というのを見据えた、定めた方が良いのではないかと思います。
　それに首位打者を狙いながら、後々ホームランがついてくる。もしくはホームランを狙いながら後々打率がついてくる、ということは十分あり得ると思いますので、一番良くないのは、中途半端な状況。長距離なのか？打率上げるのか？というので十分目標が定かにならないというのが、選手が伸びない1つの理由だと思いますので、3年位のうちに定めることがポイントになるかと思います。

　以上が10点満点を付けた選手たちのドラフト後の、今後のポイントです。

　また、今回分析していない選手の上位指名選手を紹介したいと思います。

✅オリックス1位椋木（ムクノキ）投手（東北福祉大）
✅ロッテ１位松川選手（市立和歌山）
✅楽天１位吉野選手（昌平）
✅巨人１位翁田（オウタ）投手（関西国際大）
✅広島１位黒原投手（関西学院大）

　の５名です。

　次回以降は、この分析をしていない投手３名、

✅椋木投手（東北福祉大）
✅翁田投手（関西国際大）
✅黒原投手（関西学院大）

　この３名の投手分析をさせて頂こうと思います。

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動作指導～Baseball-Station筑後～
久保田正一