脊振山系を繋ぐ旅~二丈岳⇒女岳⇒浮嶽~

どうも、ブロガーのゆるまるです。
昨日2月9日、ファイアーファイターである屈強な友人のT氏と共に、二丈岳を縦走したので記録に残しておこう。

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          (淀川天神から登山スタート!)

まずは深江駅で集合し、ファイアーファイターであるT氏の後輩のD君が颯爽と出動明けのT氏を乗せて、最寄りのセブンイレブンにインフィニティの車で現れた。D君の笑顔はいつ見ても最高だ。
セブンイレブンでひとしきり甘いものと食料を買い込んだ我々は、D君の車に乗り込む。
最新式のカメラを埋め込んだインフィニティは狭い道路も全く問題なく、
淀川天神まで送ってくれた。なんて素敵な車に乗っているんだD君!ありがとう!!

さぁこれから3座を縦走する登山の始まりだ!!男二人、体力が自慢の二人だけあってぐいぐい進んでいく。

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           (あじのある字体やな、、、)
二丈岳はゆらりんこ橋から登ったことは何度かあったが、深江駅側から登ったことはなかった。登山というのは、ルートが違うだけで全く違う山に感じられるからこの二丈岳は以前登ったものとは全然違うのだろうな、と期待に胸が膨らむのであった。
しばらく登っていくと、

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山あるあるではあるが、とてつもなくでかい岩がゴロゴロしている場所がある。そんな時には、岩に話しかけてみる。
「君は一体何千年もの間ここに息づいているのさ?」
そういって、ひんやりとした岩に手を当ててみる。
もちろん、答えは返ってこないが、僕には確かに、「いやいや、億やから桁がちゃいますがな。」そう聞こえた気がした。悠久の時に想いを馳せる、そんな登山が僕は大好きだ。

適度に水分休憩を挟みながら、汗をかいてくると、温度調節のためこまめに上着を脱いだりすることが登山では必須アクションだ。汗をなるべくかかないことは水分補給を調節する意味でも重要になってくる。(どこ目線なの?このブログは笑。)
しばらく歩いていると、

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こんな立て札が現れた、、何なに?白山きくり、、ひめみこと、ほこら?
全く、自分の漢字認識能力に嫌気がさすぜ。矢印があったらついつい寄り道してみたくなるのは、旅好きだからだろうか。

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⇒の方向を進むとそこには大岩の隙間に挟まるように、祠があった。
何か神秘的なものを感じた僕は、そこで手を合わせ、目を瞑る。何かこの祠からパワーをもらった気がする。

そこから少し歩くと、遂に二丈岳山頂についた。
景色は海と空の境界線が曖昧なほど、ド快晴なブルーで染まっている。
あぁ、登山って最高だな。。。この景色と出会うために歩いてきたのだよ。
この日は海も穏やかなのだろう、無数の漁船が海を漂っているのが見える。

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二丈岳では余りの景色の素晴らしさに、しばらくボケーっと妻が作ってくれた愛情おにぎりを食べながら時間を過ごした。ここで僕は世界の幸福の公式を一つ生み出してしまったのだ。それは、、、、

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      愛妻のおにぎり+最高の山からの景色=Happiness

全く、このごま油とゴマをまぶしたおにぎりの美味さといったら、空腹とあいまって、どんなご飯より美味しく感じたよ。ありがとう、愛する妻よ。

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存分に景色を堪能した我々は、次なる山、女に岳と書いて女岳(めだけ)を目指す。
まずは二丈岳を下っていく、二丈岳を下りきると、女岳の登山口に行く前に、「木の香ランドキャンプ場」がある。側には綺麗な小川が流れており、トイレも非常に綺麗に整備されている。ピザ窯もあるとのことだ。

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今年の夏にはぜひとも息子を連れてここでキャンプをしたいものである。
また一つ山でやりたいことが増えてしまった、人間の欲ってのは尽きることを知らないな、全く。

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女岳登山口までやってきた、この下にあるチラシに目をやると、

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なんと、、、愛する糸島の山々に風力発電の発電機が10基も建設する計画が進んでいるらしい。。。。これは、この山の景観は全く変わってしまうということだろうか、、僕は糸島の山が好きだ。最近は風力発電ってクリーンなイメージがあるからいいと思っていたが、自分の住んでいる土地にこの発電機が設置されるというのは、、何か説明できないけれど本当に必要なんだろうかと感じる。まずは事業について詳しく知ってみようと思う。

さあ、気を取り直して二座目を目指して、出発。
女岳は正直サクッと登って、山頂からの景色もあんまり広がっていなかったので割愛しよう。

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そして最後の3座目となる浮嶽である。
この浮嶽は正直、神社好きな拙者ゆるまるにとって、めちゃくちゃ気分が爆上げされる山であった。
まず、しばらく登っていると、

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白龍稲荷という文字が、そして大岩展望台だと。。。行くしかない!!直感的にそう感じた我々は、白龍稲荷を目指した。少し急な坂を上がっていくと、とんでもない大きさの岩々が見えてきた、そして、岩の横を伝っていくとあった、、、山の中に真っ赤な稲荷神社の鳥居が!

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そこには、白龍稲荷の由来が書いた看板が掲げてあった。

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内容も非常に興味深く読み進めてしまった。ふむふむ、白龍が人の姿となって、村の娘千加に恋をした、、、、、おっと、これ以上はネタバレになってしまうから、行った人のみのお楽しみよぃ!!
そこから少し上に登ると、大岩展望台があった。T氏の言葉をそのまま借りるなら、もののけ姫のモロが座っていた大岩を思い浮かべて欲しい、あのシーンそのままに、大岩が山肌にせり出ているのだ。そこからの景色がまた、、最&高だった。

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T氏のバックショットと共に。かっこいいね~。。。。これだから登山は止められないよ!
この3座縦走というロマンも最後の浮嶽で終わろうとしている。そこで、まさかの展開が僕らを待ち受けていた。山頂に着いた我々の目にしたものは、、、


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まさかの、、、鳥居である。『浮嶽宮』そう刻まれている。山頂にまさか神社があるなんて、、、神社好きな私にとって最高のサプライズとなったのだった。
それでは礼をして鳥居をくぐる。そして、階段を上った先には

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いかにも霊験あらたかな雰囲気漂う拝殿が。
この縦走の旅が天候に恵まれ、素晴らしいものであったことへの感謝と、友と家族の幸せを祈り手を合わせた。目を瞑り、自己の宇宙と繋がる、神社にはそんな時空の余白がある。

ありがたい、山旅だったなぁ。T氏とまた次なる山行に行くのが楽しみである。

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