カタログギフト
最近のわたしの悩み、カタログギフト。
結婚の内祝いでもらったものだが、どうにも決められない。こんなにもジャンルが違うものをどう選べばいいのか。
これがギフトでいただけるなんて!と嬉しい反面、なかなか決められない自分へのストレスがのしかかってくる。
こんな時は威勢よく、普段はあまり食べられないような良いお肉がいいのか、でもせっかくだから残るものがいいかと思い、キッチン用品のページをめくる。
鍋セットやらに一瞬ときめいたものの、注意書きを見てみると、「調理時は持手が熱くなりますのでミトン等をご使用ください。」と書かれてある。
何故、持手が熱くなるように作ったのか。
たしかにミトン(これだけでおしゃれな響き)をしながら料理をするのは丁寧な暮らしっぽい。
私だって、自家製ジンジャーエールを作るYouTubeを見てしまうほど丁寧な暮らしに憧れはある。
しかし、現実は超ズボラ。そんな私が、この鍋セットを買ったとしても、すぐに面倒くさくなって素手で持手を握ってしまうだろう。
そして火傷し、手を冷やしながらこの鍋セット購入を後悔している自分が安易に想像できてしまった。
鍋セット、なし。
お店での買い物はある程度買うものを決めてから行くが、ギフトとなるとそうはいかない。そして一つを決めなければいけないというのはなかなか難しい。みんなはどういう基準で選んでいるのだろうか。
雑誌が届いてから1ヶ月が経った。なんだか迷うのも悪くないなと思い始め、部屋に帰ると、「私は今日もきっと決めないだろう」という謎の自信を持ちながら、カタログ雑誌を開いている。
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