西粟倉、5日目

9月13日

5日目、わりとみんな疲れがたまった顔をしてきた、朝の余裕がなくドタバタする人の割合が増えてきた(笑)
 
午前中は、9:00~12:00の3時間を、1時間ずつに分けて、実際に地域で活躍する人にお話を聞く時間だった。移動と人数の関係で、多くても2枠、基本は1枠のみ参加がほとんどの中で、私はありがたいことに3枠とも参加させてもらえた。やったぜ。
 
 
9:00~10:00
産業観光課 課長
行政からの視点として、「百年の森林構想」を中心にお話してくださった。普段は数時間から1日かけて話す内容を1時間に凝縮してくださったので、まったくもって時間が足りなかったが、短時間でも、今回のFW内で唯一行政の人の話を聞く機会だったので、とても貴重な機会だった。平成の大合併で独立を選んだからには、みたいなのが根底にあるようだったが、よくまあ独立を選んだなと正直に思う。「合併すると、市の面積が広くなり、中央に集まって周縁は廃れていくばかり」との意識から住民投票で独立を選んだとのことだったが、そこからしっかり行政主導で構想を立て、実行し、住民も協働して、の流れが美しすぎると思った。
 
10:00~11:00
Social Animal Bondさん
西粟倉村を拠点に「スクールドッグ」の普及活動に取り組まれている方。教室に犬がいることで生徒が心を開きやすく、また居場所づくりにもつながる(ワンちゃんがいるから学校に行こう、など)とのこと。初めて聞いたが、素晴らしい取り組みだと思った。すでに北欧などでは一般的になりつつあるとのことで、データなども引用しつつ、とても分かりやすく、丁寧に話してくださった。現在は鳥取や兵庫などでも活動されているそう。そう考えると、3県の県境にあるというのは、意外と交通の便がいいのか、、?
 
11:00~12:00
小松組さん
西粟倉の土木屋さんである小松組さんが手掛ける「安全第一公園」について伺いました。コンテナを改装したレンタルキッチンとレンタルスペース。人工芝の庭。印象的だったのは「先代の代表から築いてきた「小松組」のブランドがあるから、ある程度のことでも受け入れてもらえる」との言葉。やはり時間をかけて丁寧に築いた信頼は、挑戦への土台になるのだなあ、とつくづく思います。村の何でも屋さんを目指して、「絶対にないと生きていけないわけではないが、あるとより楽しくなるものを作りたい」との思いに、強く感銘を受けました。
 
 
というわけで、めちゃくちゃ濃密な3時間を過ごして、無事に脳みそが沸騰しましたとさ。
そんなの関係なくプログラムは進み、授業準備時間もどんどん少なくなっていく、、が、今日はなんと中学校に「出張プレイパーク」が来るらしい!いろんなおもちゃを積んで、小学生も中学生も大集合しているかも!?とのこと。
発表準備は本当に時間がなさ過ぎて遊びに行っている場合ではないけど、準備と同じくらい、小学生と仲良くなっておくことも大事な気がする、、!!ということで、強行スケジュールで中学校へ遊びに!!
事前に申し合わせていた「1時間で帰ろうね」なんてことはできるはずもなく、普通に時間いっぱいはしゃぎ倒しました。小学生の体力どうなっとんねん。
 
この日は夜までプログラムがぎっしり!
夜はJICA青年海外協力隊の現役の隊員さんとzoomでお話しました!短い時間だったけど、かなり濃い時間だったなあと今になって思う、、
地域も職業もばらばらの現役隊員さんに時間をいただいて、協力隊員になった動機や現地での生活についてなど話を聞ける機会はそうそうあるもんではないな、と。もっと時間が欲しかったです、、
 
そんなこんなで、授業準備もいよいよ切羽詰まってきているところで、授業準備以外の学びもめちゃくちゃ増えてきて、楽しい日々です。

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