西粟倉6日目。少し整理。


9月14日㈭
授業準備。ひたすらに授業準備。
 
いよいよ明日、小学校での授業ということで、ここまで遊びまくってきたツケを払う日でした(笑)
本当に授業準備しかしてなくて書くこともあまりないので、今回のFWについて少し整理してみようと思います。

志望理由

そもそも今回私が参加した理由は「先輩が去年参加していて、とても楽しそうだった」「地域活性化で有名な西粟倉に行ける」の2つでした。選考があるとは書いてあったけど、まあ形だけ、申し込めば行けるものだと思って、行く気まんまん、なんなら行ける前提の応募書類を作って、無事参加が決定したという経緯です。(実は応募者多数でめっちゃちゃんと選考があったらしい。あの文章で通ってよかった、、)
 
今回のテーマは「地域づくり×国際協力」。西粟倉で国際協力の要素を探してこい、というものでした。山奥の人口1500人の村で?という必然の疑問どおり、かなり難しいお題だったなと思います。
最終的なゴールは「西粟倉小学校、中学校での授業」と「国際フェスで村民への発表」の2つでした。参加者10人を2つのグループに分けて、一つは小学校で、もう一つは中学校での授業でした。各々の希望が通り、私はすんなりと小学校チームへ。

授業内容について

ここからは授業内容の紹介を。
これまで当然、小学生への授業なんてしたこともなく、なにから始めればいいかもわからない状態でした。
が、まあとりあえずやってみようということで。外から来た者として西粟倉を見た時の魅力を小学生に伝え、自分の暮らす地域に誇りを持ってもらおうという考えのもと、アイデアを出し合いました。
結果、「地域全体で子育てをしているという雰囲気」と「外部者を歓迎する雰囲気」が並立している点に魅力を感じ、それを軸にまとめてみようということになりました。
これは本当にすごくて、制度面などの詳しいことはよくわかってないけど、「村の子どもはうちの子ども」みたいな雰囲気があるのが、とてもいいなあ、と。村歩きのときの運動会を見てそう感じた人も多かったみたいで、このテーマを選んだというのもありました。個人的にも結構興味があって、「その雰囲気にどう行政が絡んでいるのか」の観点から調べてみたいな~と思っていました。
が、ここで現地受け入れNPOの方(親のように日常生活から活動のメンターまですべて担当してくださっています、、!)から衝撃の一言。
 
「それ、小学生に伝えて聞いてもらえる?」
 
間違いない!!!!!!!!!
正直、目から鱗でした。私たちの興味に沿って調べ、発表することは、もちろん大事。けどそれは「対象が興味をもって聞いてくれる」という前提があってこそ。今回は対象に合わせ、彼らが興味を持ち40分間聞いてくれる授業を作らなければなりません。そのことがすっかり抜けており、大反省しました。
 
そこから大きく軌道修正。個人的にはあまりテーマにしたくはなかったけど、一旦SDGsから考えることに。そこから生徒さんの地域学習(西粟倉では「ふるさと元気学習」というらしい)に着目し、その学習を軸に、国際協力とつなげたいと考えました。
生徒さんたちは、総合的な学習でよくある地域学習のような感じで、街歩きして、インタビューして、地元企業を訪問して、まとめて、といった学習を重ねていました。これ、今回のフィールドワーク中に聞いたJICAや国際協力NPOの基礎的な手法と重なる部分が多いんじゃないか、という気づきを得て、「君たちのやっていることは、世界でやっていることと同じなんだ!」というメッセージを伝える授業にしよう!と固まりました。ここまでかなり長い時間がかかったけど、みんなそれぞれアイデアを出し、池田の思い付きのアイデアも笑わずに考えてくれて、ああ、こういう雰囲気がチームには大事なんだなと肌で感じました。
 
「同じだ」というためには、双方をもっと知らねばということで、講演していただいたJICAの方に無理を言ってもう一度話す時間をいただいたり、小学生の地域学習を過去3年分まるまる振り返ったり、、とかなりの作業量でしたが、なんとか形になってきました。
 

いよいよ、明日が授業日。
これまでの議論と準備の結果を出すのみ。かわいい小学生たちに会えるのが楽しみ。

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