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西粟倉、8日目

9月16日㈯

国際フェス発表。

あれだけ準備が大事だと言ったのに


前日に無事に小学校での授業が終わりまして、やっと一安心!
かと思いきや、そういえば「本番」ともいうべき国際フェスがあるんでした(忘れていたわけではない)。
 
発表は午後から。前日の夜にしっかり準備し、当日はリハのみ!ということには、到底なるはずもなく、小学生に元気を吸われた我々は、前日何も作業が進まず、1ミリの進捗もないまま当日の朝を迎えてしまいました。(普通に8時起き。なお中学生チームは4時半に起きたらしい。)
 

9月なのに朝寒すぎだろ

対象の変更=テーマの変更


対象が「小学生」から「村民一般」に変わることで、発表内容も大きく変える必要がありました。
私たちはテーマを「フィールドワークの報告」に変更しました。
小学生に伝えたことは、私たちがフィールドワークに参加して気づいたことでもあり、私たちの経験(学び)の一つとして、小学校での授業についても触れよう、という流れです。

 開幕!!


いざ開幕。まずはJICA、アムダマインズさんの基調講演。百年の森林構想協同組合の川原さんも登場。今回のフィールドワークでお世話になった方々の再登場で少し緊張もほぐれました。
続いて中学生のオーストラリア研修報告。私たちの前で見せてくれたリハから、さらに成長していて素直に感動しました。忙しかっただろうに、こんなに仕上げてきて!!すごい!!!!!ほんで中学生がすごすぎて大学生のプレッシャーえぐい!!!!!!!
 
いよいよ私たちの出番。かなり緊張していたけど、もうどうしようもないので、腹を決める。落ち着いて、笑顔で、会場をしっかり見て。会場後方の入り口当たりには小学生たちが聞きに来てくれていて、「大学生の発表気になるけど、入るのは勇気がいるなあ~」みたいな感じでうろうろしていました。かわいい。
そうこう思いながら話しているうちに、自分のパートが終了。あっという間でした。
あとは同じチームのメンバーの発表を聞いて「なんという落ち着き!!」と感嘆したり、中学生チームの発表を聞いて「なんという考察量!!」と驚いたり。特に中学生チームの発表は、授業含め聞くのが初めてだったため、とても楽しみにしていましたが、その努力と考察にかけた時間がしっかり伝わってくる、すばらしい内容でした。私が起きる前から寝た後まで、ずっと話し合いをしていて、ホワイトボードは常に文字で埋まっていたようなチームで、本当に尊敬します。かっこよかったよ。

ちなみに池田は発表中、手も足もめちゃくちゃに震えていたらしい。恥ずかしすぎ。

顔怖すぎだろ

終了、打ち上げ


これで、一応の全プログラムは終了。終わってみるとあっという間で、しかしこの上なく濃い時間でした。何より素敵な仲間と、素晴らしいスタッフの皆さんに支えられていたんだなあと実感しました。最高。すばらしいねえ。
 
夜は打ち上げ!5日目にお話を聞きに行った安全第一公園でラオスbarが開催されており、ラオスビールで乾杯!!初めてのラオスビールでしたが、もうなんも言うことはないですね。幸。成人していてよかったランキング1位。

さらに小学生の天才料理人がおにぎりと豚汁の差し入れ。次回のイベントで販売したいから感想を聞かせてほしいとのことでした。こんなバカ舌に言われても「おいしい」か「とってもおいしい」しか言えんけど、ほんとにほんとにおいしかったです!!!
 
いよいよ西粟倉とも明日でお別れ。楽しかった!!
 

眉毛八の字すぎだろ

おまけ(本題まである)


国際フェスで出展されていた方の一人に、広島、長崎で平和関係の活動をされているかたがおられました。全く関係ない出展をされていたので、まったく知らなかったのですが、打ち上げも終わりかけの時に「そういえばあの人~」みたいな感じで聞き、酔った目を秒で覚まして話を聞きに行きました。詳細は控えますが、2つだけ。
1つ目、「右も左もなく、同じテーブルに着く努力をすること」。長くタブーだったこの話題について、まずは話し合う機会を作ること。学校でも隣の人と話すこと。その時に政治的立場は一旦横においておけばいい。どんな考えの持ち主であっても、まずは同じテーブルで同じ話題について話し合うことが必要と言われていたのが印象深かった。今でこそ政党合同討論会などができるようになってきたが、市民レベルでも、もっともっと場が必要だと思った。
2つ目、「何になる、何のために、などを考えていても仕方ない。やるしかない」。ウクライナ侵攻が起こって以来の池田的悩みを相談してみました。「平和活動していても戦争が起きてしまった。無力感などはないのか」という質問に対する答え。凄惨な経験を乗り越え、話してくれるという貴重な存在がある限り、話を聞かなければならないし、できることはしなければいけない、そのためには「何のために」ではなく「私がやるしかない」。今はもう本当に時間がない。やるしかない。泣きそうになったけど、なんとか耐えて、握手してもらいました。僕もがんばろう。


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