現代ならではのアニメ表現

コンプライアンスに配慮された表現がどうも窮屈に感じることが多いです。作品やキャラクターの個性を押し殺してしまってる感じで。しかし海外などを見るとわかる通り、世界的にエンタテイメントにおける表現方法はここ30年で大きく変化しており、これを無視した作品は存在できないことでしょう。どこかで聞いたことがあるのですが、グロテスクや暴力シーンをテレビで放映する場合、それを"意図せず"見てしまう人が多いために配慮するとか。Blu-ray化する際などに手が加わってるのは、それを購入=確固たる視聴目的があるため、テレビでは不適切な表現も同意しているから、とか。それも少し前の話なので、今はどうなのか…。

ダイの大冒険 新アニメにおいてもそのような改訂は多く、私自身中々受け入れられない部分もあります。しかし、明らかに高いハードルと分かっていながら30年近くの時を経て再アニメ化を漕ぎつけてくれた制作スタッフへの感謝の気持ちは忘れたくないものです。武闘家マァムが生脚でなかったとしても、ストッキング穿かされてデザイン的にかなりイマイチになってしまっても、動いて喋る武闘家が見られることを私は感謝したいと思います。ちなみにタイツと書くとどうも防寒用のゴワゴワした動きづらいものを想像してしまいますので私はストッキングと表現しています。

表現といえば、マァムが武闘家修行に出る際にポップが「ゴリラみたいになってたら他人のフリするぜ」というセリフがあります。一部ではこれすらNGみたいに言われてますが、10代男子が好きな女の子についついこんな態度を取ってしまうのって、いつの時代にもある気がしたのです。もちろん「そんなこと言っちゃダメ」的教育はあるでしょうが、それでは解決しない男子永遠の性のように思います。


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