houseは1つ、homeは沢山
誰にも言わずに家からどこかに行く。
誰かと暮らしていれば“失踪”と言われるだろう。
私は今年の4月、誰にも言わず広島に二泊三日で行った。でも捜索願すら出されなかった。お土産も買わなかった。
“失踪”してみたい。という言葉の裏側には、“心配されたい。”という気持ちが隠れている。
一人暮らしを始めて7年目になる。
沖縄で4年、千葉で3年目だ。
はじめは、自由に行動できる楽しさを存分に堪能したし、新しい場所を開拓した。その時に音楽が好きになったような気がする。
あの場所に行けばあの人に会える
という場所がいくつかあるから、寂しくなったらそこに逃げればいいと思っている。
田舎で育ったから、田舎の濃くて重い社会が苦手なのかもしれない。濃くて重い社会でうまく馴染める能力がなかった。
だから、薄くて軽い都会的な社会に憧れてたし、実際すごく気持ちが楽かもしれない。
ただ、そういう生き方を維持するためには《お金》が必要なのである。
だから私は働く。
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