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2人の刑事の物語 ゲームレビュー「AI ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」

今回レビューするのは「AI ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」開発販売スパイクチュンソフト 筆者は前作クリア済みだが謎解きが苦手。プレイ状況全てのルート判明 ガイドライン発表を尊重し重大ネタバレに考慮はします。

他者の夢世界に6分間だけ飛び込めるシンク技術を用いて事件解明していく捜査機関アビスに所属する刑事の物語の続編。筆者は前作プレイ済み。

良かった点

①ストーリー 今作は6年前と現在の両方で物語が進み6年前は龍木が操作担当してて不気味な事件から情報を探り、シンクするたびに衝撃が起きまた衝撃を呼ぶホラー風味となっている。タマが一見Sの人のように思えるが龍木を心配するお姉さまで良く、先輩の伊達鍵を慕い「元気〇倍!半パンマン!」と謎にはしゃぐ龍木がとてもかわいい。現在地点のみずき編は捜査や会話しながらも乱闘が多く持ち前の身体能力と鉄パイプで敵を倒していきながらも戸惑ったり時々ツッコミ役に転じたりなど愉快な要素交えてクスッとしながらも事件解決に向けて進んでいく。今作の立ち向かう相手がかなり不気味で何を調べても怖いし調べても不気味がつきまとい終始ドキドキする。前作の欠点だった水増し思えた会話も伏線やヒントになっておりさらにお互いの捜査にサーモグラフィー視点、X視点が追加され例えゴミ箱だろうと突っ込み、証拠ないように見えても新発見が見え最後にはAIと刑事による芝居で犯人動作再現がどちらも愉快で面白い。衝撃の事実達がとても良かった。

②シンク 前作と比較して夢世界が変化的でホラーからふざけた夢世界まで増えていてシンクするたびに驚くこと間違いなしで、ホラー部分は薄気味悪い像やありえない事象が起き、中には(詳細は伏せるが)後半とても怖いこと起き怖かった。はしゃぐタマやアイボゥ、怖すぎる夢の人物、もはや現実ではありえない事象が起きる世界などなど前作の数パターンから楽しく改善できている。また、謎解きが難しい場合選択による時間減少を軽減する難易度設定や、何回かミスすると自動解答するしないが出るので安心して夢世界を楽しめる。

③気分転換要素 20分のチャージ時間が必要だが成長要素のある某玉型ゲームがメニューにあり、質問によって進化して複数の既存のキャラ達のどれかになり、そのキャラがしそうな質問をしてきて愉快で楽しくシリアスな本編の合間休憩にとてもいい。

AI_ ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ_20220629170249

問題点

①歌関連 ストーリー上で気持ちの表現的な意味で歌やダンス披露する部分があり一度目は見れて鑑賞楽しいが二度目以降は何度も見たからスキップしたくなるができなくて鬱陶しい(早送りはできる)

②グラフィック一部修正忘れ? 吹き出しついてキャラがしゃべる部分でグラフィックの消し忘れか不明だが変な線が時々現れて見た目が悪い。

③シンクのきっかけ  ウィンクシンクで大事な情報を秘匿してることを見抜いてシンクが定例になりワンパターン化が後半呆れてきた。

総評 刑事とストーリーとその敵、めだまっぺなど魅力的な要素が溢れていて前作の続編としては十分良かった。特にストーリーは上出来過ぎてこれのためだけに難易度下げてプレイしてもいいくらい。是非購入して欲しい

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