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竜と魔女と魔女になった少年の物語「竜星のヴァルニール」

今回レビューするのはps4Switch Steam「竜星のヴァルニール」販売開発コンパイルハート 序盤ネタバレあり。筆者プレイ状況 ストーリークリア

ヴァーネリアという世界で人類の敵とされる竜と腹の竜の魔力を操る魔女を狩るべく鎮魂騎士団に所属していたゼフィは騎士団から逸れて竜に襲撃され生死を彷徨っていた。その時魔女が現れ囚われた仲間救出のための人質としてゼフィを回復させようとするが一向に活力が見えず一か八か竜の血を飲ましてゼフィは生き返った。が、ゼフィは魔女になってしまう。

評価点

①世界観 ダンジョンは中世的な地下通路、遺跡、不思議な光が散見する森や洞窟などファンタジーながら暗さと神秘さを演出しておりとても好奇心をくすぐる風景で、戦闘中は竜臨ゲージが貯まって覚醒が近づくとキャラ達が行動開始時竜を感じるセリフになり暗く迫ってるのが中々よく覚醒するとムービーが入って決め台詞と共に自信の属性の色と黒を散りばめた露出多めの服や武器に変わり角が生えたり片眼が竜のようになって見た目がかっこよく、演出付きの竜を食らう強力なスキルが解禁され一時的にかなり強くなる。(なお女性魔女たちは覚醒が露出とてもすごいことになるため伏せておく)また道中魔法でしか解けないアイテムや結界など上記まとめて雰囲気を崩さない道と光景が続き物に乗って浮遊ダッシュもでき、竜を腹に抱えるが故の覚醒など冒険してる感触が心地よかった。

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②ストーリー 人としての居場所がなくなりゼフィはネグラという魔女の住処居住を余儀なくされる中で会う魔女達の苦悩、悲しみ、不信、竜に殺される怯え、成長などの喜怒哀楽を見てゼフィ自身の魔女認識が違うことや諍いなどで魔女たちと衝突しあうさまがとても良く、将来竜に食われるさだめから僅かでも信じられなくても竜に食われずに済むかもしれない手がかりを探索し敵勢力にもまた衝突し、時に食事や遊びなどの楽しい時間の一時などとても出来が良く先述の世界観を気に入れば没入間違いなしの出来。

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③プレゼント 今作では魔女達にプレゼントができるが各々プレゼント渡された反応が違い一定好感度になるとイベント発生するがこれが物語形式になっていて本編の暗さとは全く逆のゼフィとその相手の仲良くし魔女が悩みを打ち明けたりなど平和な友好ぶりがとてもよく、好感度貯まっていくたびに続きが見れて部屋を訪れた時の態度が軟化していき好感度最高の時に見れる結末はイラスト付きでとても良かった

問題点

①UIなどの不便 プリセットがなく〇〇用のスキルにしようと変更するなら変更したいキャラの分だけ一斉手動で変更せざるを得なくて毎回毎回手間暇がかかって面倒になってくる。円形マップが左上に表示はされるが全体マップは見れない上にさらに後半なっていくと迷子になりそうなぐらい複雑になるか広大なってあまりに時間使いすぎると妹狂化が迫る危機が増し、迷いすぎた時は戻らなければならないなど辛い。一応メモや記憶によるルート取りやセーブ&ロードで対策は可能ではある。

②ダンジョン ダンジョンが広大になっていく割には一部除いて単調な道が続き謎解きもなくモンスターも無限湧きで面白みがなく他に宝箱行く道があってモンスターが湧き後述するが捕食させたいキャラのためにダメージ調整したりなどの一戦一戦が時間もかかり段々単調のマンネリと一戦ごとの時間がかかる不満が大きくなっていった。難易度緩和はいつでもできるので辛さを感じた地点で緩和させればよかったと後悔した。

賛否両論点

①戦闘 浮遊戦闘となっており陣形による選びで捕食%を増やしてスキル取得分増加狙いしたり全員同じ列にして攻撃アップ、列全体攻撃回避のためにまばらな陣形にするなどダンジョンクリアなどで解放されるたびに戦闘方針自由度上がるので効率良くなっていく楽しさと、先述した竜が迫るセリフのほかにも心配したりサポートにもボイス付きで用意され瀕死などの表情差分顔も用意しており先述の世界観や覚醒と合わさって没入できるのだが、後半からスキル強くなるが故のコストが増すために魔法攻撃スキルが容量不足に陥り道中新規のモンスターに会うたびに必須のスキルに変えなおしが手間かかり、スキルツリー解放がボス以外キャラごとのため捕食したいキャラに捕食できるようになるまで脆いモンスターには火力の低いスキルで攻撃しなければならないが逃亡することもあり、面倒で仕方なかった

総評 ストーリーのゼフィと魔女たちの葛藤と成長、友好イベントなどが良く、このまま物語終わってほしくないとなりかけたがラストでダンジョン単調やスキル切替不便などの辛さが上回ってしまい結末は良かったが非常にもったいない作品。パッケージや竜や魔女などのファンタジー世界観に惹かれたのなら是非プレイしてみてほしい。


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