自己満映画感想『1917 命をかけた伝令』

『1917』

IMAXにて鑑賞。
ものすごい映画体験だったー。
『ゼロ・グラビティ』を大画面で観た時と似たような感覚。凄かった、でもちょっと疲れた的な（笑）

第一次世界大戦中。若きイギリス兵のブレイクとスコフィールドは、最前線で戦う部隊に「明朝の攻撃中止」という重要な命令を伝えるための任務を与えられる。それは1600人の命を救うための重要な任務。2人は明朝までという限られた時間の中で、目的地を目指して危険な敵陣に飛び込んでいく…。この2人の視点から、この1日を全編ワンカットで描いた戦争映画です。

全編ワンカットと銘打った映画ではあるんだけど、時間が変わる部分以外のシーンはほんとにワンカットで繋がっているように感じたし、そのあたりの技術は素晴らしいと思いました。だが、映画の後半くらいからは、もはやワンカットとかどうでもよくなるくらいに物語に没入してしまうという。これがまさにワンカットで撮影した映像、長回しで演じる役者のリアルな芝居の賜物なんだと思います。

とにかく恐ろしいんですよね。突然敵に撃たれるんじゃないか、突然爆撃に巻き込まれるんじゃないか、という恐怖。めちゃくちゃ怖かった。この映画、音響効果も凄かったと思います。戦争映画でここまで、「恐ろしい」と思ったのは初めてかもしれません。このあたりは映画館でしか体感できない部分だと思うので、体感したい方は是非音響の優れた劇場でご覧ください。

YouTubeで公開されているメイキング映像を観ると、作品制作のための血の滲むような入念な準備の様子が見れます。制作者たちの作品に懸ける想いも。良いチームなんだろうな…。そういう意味でもアツい一本でございました。是非👍