見出し画像

自己満映画感想『犬鳴村』

『犬鳴村』

『呪怨』の清水崇監督が、九州に実在する心霊スポットである犬鳴トンネルを舞台に、そこで噂される都市伝説をモチーフにしつつさらに独自の視点を盛り込んで制作したホラー映画です。

久々のジャパニーズホラーです。なんとなく盛り上がりにかけるJホラーではありますが、こちらの映画も盛り上がりに欠けたのかなと…。でも、最後まで飽きずには観ることが出来ましたよ。あと、三吉彩花ちゃんは可愛かったッス。

ざっくりしたストーリーとしては、臨床心理士で霊感の強い主人公の奏(三吉彩花)の兄とその恋人が面白半分で犬鳴村に入り、戻ってくる。そこから、奏の身の回りでおかしな事が起こり始める…というような話。 「ここから先日本国憲法通用せず」とか、ネットでまことしやかにささやかれている都市伝説もしっかり利用しつつ、その捉え方を違う方向から切りとったり、単なる安っぽいストーリーだけじゃない血筋の話にしたりとか工夫は感じる映画だったと思います、が…

正直ホラー?と言いたくなる内容で、あんまり怖くなかったので、ホラー映画を期待して行くと肩透かしを食らうかもしれません。それよりも、トトロ的な郷愁要素も感じる内容で、あくまで極めて個人的な見解ですけど、清水崇監督は、Jホラーでジブリをやりたかったのかなと。田舎の森で巻き起こるファンタジー映画なのでは無いかと。半分冗談ですが、半分本気です(笑)ホラーなんでギャグ要素もまあまあ満載です。

個人的には廃墟とか心霊スポットとかを調べるのが好きなので、そういう視点では面白かったです。ドローン映像のイマイチさがありながらも、エンドロールで映る実際の犬鳴トンネルの様子は少しだけアガりましたね。なんにしても、都市伝説は最高✌️ あとは、主人公の両親役が高嶋政伸と高島礼子で、高島コンビだったのは謎だったり、予告編で上から降ってくる、兄の恋人である明菜役の子が『ミスミソウ』の金髪少女だったり、などなどキャスティングへの感想も。

興味のある方はAmazonプライムとかで配信されたら是非!