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自己満映画感想『マリッジストーリー』

『マリッジストーリー』

最近Netflix映画の台頭が凄いですねー。今年のゴールデングローブ賞においては、ドラマ部門の作品賞ノミネートの5作品のうち、なんと3作品がNetflix制作の映画でした。『マリッジストーリー』はその中の一つです。

映画については、マリッジストーリーというタイトル通り幸せな結婚の映画………というわけでは無く、アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンが離婚する映画です。派手な演出や展開があるわけでも無く、淡々と2人が離婚調停を結んでいく様を描いていきます。

静かで抑えめな画づくりなので、役者たちの演技が映えていて、その力でグイグイ引っ張っていくタイプの映画なのですが、主演2人の芝居が本当に良くて、どんどん引き込まれてしまいます。表情や長台詞、アドリブなんじゃないか?と思わせるような演技。まるで舞台のような雰囲気ですが、これが本当に素晴らしいのですよ…2人の表情から、登場人物が抱える葛藤がものすごく伝わってきて、こちらも感情を揺さぶられる、そんな映画でございました。

ローラ・ダーンやレイ・リオッタなど、脇を固める役者陣も良かったですし、ところどころで流れる音楽もめちゃくちゃ良くて、静かなストーリーをさらに味わい深い物にしていました。

細かいストーリーについてはここでは言及しませんが、離婚の話だからといって決して悲劇的な話ではなく、希望を感じられる優しい映画でした。Netflixで配信されているので、是非観てみてください。