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自己満映画感想『ラストレター』

『ラストレター』

岩井俊二監督の最新作。この人の映画ほんっとに久しぶりに観ました…。学生の頃とかに、『スワロウテイル』とか『Love Letter』とか観てた事を薄ぼんやりと思い出しました。映像が綺麗だったよなー、とか。その程度の関係。

亡くなった姉に届いた同窓会の知らせを受けて、姉の死を報せるためにそこに赴いた主人公(松たか子)が、お姉さんと間違えられるところから話は始まります。そこで初恋の相手である鏡史郎(福山雅治)と再開、ひょんなことから姉のふりをした主人公と鏡史郎は手紙のやりとりを始める…というお話です。

話としてはめちゃくちゃ感動したとか、そんな感じではなかったですが、なんか良いやん…手紙ってええやん?という気持ちになりました。現代と高校時代を行ったりきたりする中での高校時代の描き方はやはり最高で、ノスタルジーが爆発してエモエモのエモになってしまいます(緩めな感想)被さってくる小林武史の音楽もズルい。森七菜さんの歌う主題歌も良かった。カエルノウタ。

俳優陣の芝居はおそらくあえてなんでしょうがナチュラルな感じで良かったです。特に森七菜ちゃんが良かったなー。広瀬すずは安定すぎたし、めちゃくちゃ可愛い。ちなみに広瀬すずと森七菜が1人二役を演じています。松たか子と福山雅治のコミカルなやりとりはこの映画の中でも好きなポイント。福山が、イケメンなのに初恋に縛られた少し気持ち悪いおっさんを演じてるのも良かったです。あ、あとは庵野さんの芝居、面白かったです(笑)

思い入れもそこまで深くないこともあり、個人的にはあんまりピンときてないのですが、なんとなく岩井俊二監督の過去作を振り返る要素が多いみたいなので、監督の作品が好きな方はより楽しめるのではないかと思います!映像はやっぱり綺麗でした。