【ガチヨタ】チェーホフの銃、オッカムの剃刀

みなさんこんばんは。今日は僕が文章を書くときに気を付けていることをざっくりとみなさんにお教えしていこうと思います。お教えするというほど仰々しいものではありませんがまあいい感じになればいいかなと思っているので最後までお付き合いください。

読点はセンスと訓練で

上の文章めちゃくちゃ読みづらくなかったですか?
書いてて気持ち悪すぎて何回も読点うちそうになりました。
読点「、」これです。
読んで字のごとく読むための点なんですよこの読点って。
つまるところ目が流れないように読みやすくしてあげるための点なんですね。
音楽でいうところの休符に近いものかな?音符がパンッパンに詰まった楽譜って目がチカチカしてくるし、演奏していても息を吸うところが見つからないでしょ。
それと同じで「ハイ!ここで一回休憩!」っていうのを一文の中で作ってあげるのが読点の役割です。


みなさん、こんばんは。今日は、僕が文章を書くときに気を付けていることを、ざっくりとみなさんにお教えしていこうと思います。お教えするというほど仰々しいものではありませんが、まあいい感じになればいいかなと思っているので、最後までお付き合いください。

だいぶ読みやすくなったでしょ?

みなさん、こんばんは。
今日は僕が文章を書くときに気を付けていることを、ざっくりとみなさんにお教えしていこうと思います。
お教えするというほど仰々しいものではありませんが、まあいい感じになればいいかなと思っているので、最後までお付き合いください。

改行してあげると段違いに読みやすくなりますね。

むやみやたらに打てばいいというものではないのがこの読点の難しいところですが、さまざまな文章を意識しながら読んでみればこの読点が上手に使われていることがわかると思います。

読点が少ないよりは多いほうが断然読みやすくなるので、最初はたくさん使ってみましょう、多すぎたら削ればいいだけですからね。

村上春樹はそういった意味で、読点の天才です。
彼の文章の独特のリズムは、その読点によってつくられているといっても過言ではありません、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
『羊をめぐる冒険』、『ノルウェイの森』あたりが入門にはおすすめです。

チェーホフの銃

このめちゃくちゃかっこいいフレーズに聞き覚えがある人いますかね。
村上春樹の「1Q84」で、命題として出てきたものなんですけど。
ロシアの劇作家「アントン・チェーホフ」さんが提唱した文学理論?とでもいうべきものです。

「銃が物語に登場したのであれば、その引き金は引かれなければならない」だったかな、そんな感じの「舞台装置」について言及しているものですね。

もちろん現実というのはそうではありません、ベランダでさえずっている小鳥は世界の命運を教えてくれるわけではありませんし、知らない電話番号から届いたメッセージは悲しいかな詐欺まがいのものばかりです。

しかし文章の世界に限れば、このチェーホフの銃というものはとても良くできた理論です。
つまり無駄なものを文章に登場させるな、登場させるならしっかりと使え!という戒めに近いものです。
僕は小説を書くのが得意ではありませんが、こういったコラムやエッセイに近いものを書くときには特に注意しています。
広げた風呂敷はきちんと閉じろというわけですね。


オッカムの剃刀

こちらはかなり曲解して落とし込んでいるので、話半分ぐらいに。
14世紀の哲学者・神学者「オッカム」が提唱したもので、
「ある事象を説明するときに、必要以上に多くを仮定するべきではない。」というものになります。

なんのこっちゃって感じですよね。

「人の金で飲む酒は美味い」
「心優しいお方の温情によって拝領した御酒は大層甘美な味がする」

これ一応同じこと言ってます。
つまりは、なにかを説明するときはより簡単にしろ!っていうお話です。
剃刀でそぎ落としていくようなさまから「オッカムの剃刀」と呼ばれています。

それこそ詩や小説を書く際はこのオッカムの剃刀はあまり意識しなくてもいいと思います、そういうレトリック(修辞)を楽しむ文学でもありますからね。

なにかを説明するときというのはなるべく膨らませて書きたくなるものですが、まずは結論をドンと書いて、その下のボディコピーと呼ぶような部分でしっかりと説明した方がより読みやすくなるかもしれません。
文章というのは他人に読んでもらって意味を成すものですし、説明は簡潔に。

まあこんなクソ長いだらだらとした説明をしている男に「な~にがオッカムの剃刀じゃ!お前が一番そぎ落とせてないやろうが」という意見もあるのはわかっています。
かなり曲解したものなので、あまりドヤ顔でほかのひとに広めないように、恥かいても責任はとりませんからね。
みなさんは僕のことをいい反面教師にしてください。

それじゃ、またこんど!


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