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2020年を誇りにしてくれた「私たちの結婚式展」

noteを書くのは久しぶりです。
CRAZY WEDDINGプロデューサー畠山です。
気づけば2021年になりますが、相も変わらず笑って泣いて忙しく働いています。

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この写真はこれから話す展示会で紹介した結婚式での一枚。
様々な決断を乗り越えて迎えられた結婚式はプロデューサーでも嬉しいものです。(撮影:折原貴祥)

普段は結婚式のプロデューサーをしていますが
今回はちょっと違うプロデュースのお話をします。

先日開催した
「私たちの結婚式展-2020年それでもできた結婚式-」

「私たち」とは新郎新婦を意味します。
新郎新婦がどうやって結婚式をあげたのか、どんな形にしたのか。
それを展示する会。
今回は2020年に絞って展示をしました。この時期結婚式のことをなかなか考え始められないカップルが「私たちの結婚式の形はこれかもしれない」そう思える展示会。

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試行錯誤の中開催し、その展示会は大変好評を頂きました。
前回は紹介制の限られた枠数の中だったのですが、3月12日(金)〜14日(日)に一般公開を開催することが決定しました。

沢山お問い合わせ頂いた皆様、本当にお待たせ致しました!!
せっかくなので、裏側も知った上で見て欲しいと思っています。
私がこの展示会をつくる上で得た大事なことも一緒に。

これから結婚式を考える方も。これからも一緒に結婚式を共に作りたいこの業界の方も。もしかしたらCRAZY社員の家族も。そんな人たちに、届け。

誰の声で2020年を伝えるべきか

私がこの企画のことを聞いたのは開催2週間前。(直近。笑)
そういえば広報の浅田から「りくさん〜ちょっとお願いが〜」と立ち話程度に聞いたことがはじまりでしたね。(遠い目。)
企画の主旨を聞いて大事にしたかったことはふたつ。

①苦しい2020年ではなく、希望溢れる2020年を伝えたい
②CRAZY の声ではなく「新郎新婦の声」で伝えたい

コロナになって1年。
プロデューサーの私たちはどうすることもできない事実に直面しました。
不甲斐ないけれど、正解がわからずお客様をリードすることは正直難しかったのです。
でも、強かったのはお客様でした。たくさん考えて、話して、
強い意思を持って、開催も、延期も、中止も決定してきて。
かっこいいなって思わされることが多くありました。
だから、プロデューサーの言葉ではなく新郎新婦の言葉で語られるこの1年間にしたいと思いました。
みんな正論は聞き飽きたでしょう。
本音で語られるその生々しさ、きっとそれが誰かの勇気になる、と思いました。

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これらの声は改めて結婚式を挙げられたおふたりにヒアリングをして出てきた言葉たちです。
私はつくりながら、正直、心臓をぐっと鷲掴みにされたような苦しさを感じました。この言葉にはなんというか、破壊力があった。リアルな声を聞いて、それでも一緒に前を向いてくれたことにただただ感謝するしかありませんでした。

2020年は良い1年だった、そう思えたご褒美のプロセス

「2020年はしんどかったよねー」

そんな言葉が口癖になりかけていた頃でした。

まあ結婚式も作れなかったし?お客様と飲み行ったりもできなかったし?延期の対応に追われて精神的に大変だったよね?

なんかそんな空気でした。私も。
今思えば何かのせいにして、逃れたいような気持ち、のような。

そんな中で私は、プロデューサーのみんなへ2020年の結婚式のヒアリングからスタートします。
どんな人?当日見たい景色はなんだった?印象に残っているシーンはどんなシーンだった?
電話の向こうのプロデューサーの嬉しそうな表情が想像できました。
大事なお客様の話を自慢げに、そして愛おしそうに話す、そんな時間がとてもとても嬉しかったのです。

このふたりはとっても人に愛されていて、それがよく伝わる結婚式だったんです。お母さんのこの時の顔がとっても素敵で、私こっそり泣いちゃったんですよね。
自分たちの結婚式を希望にしたいって強く思ってくれていて、オンラインでもゲストを呼んだし、海外の方達を繋いでYoutubeLIVEだってやっちゃったんだよ。楽しかったなあ。
結婚式を通してだんだんと自信がついてきてね、私たちも一生懸命背中を押してね、そしたらほら見て、こんなにみんなの前で笑ってる写真が撮れたの、最高じゃない?あ〜可愛い〜。

それを聞いた私も自然と笑顔になって、お客様と共につくることのできた幸せな画を想像して嬉しくなったのです。

あれ、もしかして・・
もしかして私たちはとても幸せな2020年を過ごしたのかもしれない。

そう気づいたのは、開催1週間を切ってからだったように思います。

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(プロジェクトメンバーへつい呟いてしまった)

初めてのことが多かった2020年
結婚式を諦めそうになった2020年
その中に
こんなにも誰かの人生を後押しする結婚式があったことを私は誇りに思う。

これは間違いなく、これから結婚式を考える新郎新婦の勇気になり、
そしてそれと同時に、
正解がわからず進み続けた婚礼事業のみんながこの仕事ができて幸せだったと噛み締められるものになる。
ああ、やっと2020年が終えられるんだな、そう思いました。


結婚式をつくることを諦めちゃいけない

当日無事オープンを迎えた中で
勇気をもらったのは間違いなく私たちでした。

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あなたが結婚式で大事にしたいことはなんですか?

このボードを同じチームのプロデューサーと見た時のなんとも言えない空気感が忘れられません。沈黙の中で感じ取る緊張感や覚悟のようなもの。

こんなにも結婚式に希望を抱いている人がいる、何かを求めている人がいる私たちは結婚式をつくることを諦めちゃいけないのだ、と。

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形は変わるかもしれない、
思った時期に挙げられないかもしれない、
呼びたい人を呼べないかもしれない、
マスクをつけながらになるかもしれない。

それでも、
それでも、私たちは結婚式を諦めちゃいけない。

正解はありません。
でも、ここにはたしかに、結婚式があります。

ぜひCRAZY初のギャラリー
「私たちの結婚式展」に足を運んでいただけましたら幸いです。

一緒に結婚式のカタチを見つけましょう。

「“私たちの結婚式“展〜2020年それでもできた結婚式〜」
<日程>
3月12日(金)17:00〜19:00
3月13日(土)12:00〜18:00
3月14日(日)12:00〜18:00
※感染を防ぐため、1枠約45分想定、
各組15分ごとにご案内いたします。
チケットサイトにてご予約いただいた
お時間にお越しくださいませ。
<場所>
「BENE-」
アクセス:銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」 B1出口より 徒歩2分
住所 :〒107-0062 東京都港区南青山5-8-5 THE PLAYHOUSE3階

結婚式の事例も掲載しています。(飲んでいる写真も多々)
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同プロジェクトメンバーのnoteはこちらからご覧いただけます。

<企画>松田佳大

<広報>浅田有貴

<撮影>森屋元気


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