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大オッサンの「言わなくてもわかってくれるよね」は甘え

最近つくづく思うのが日本だけだと思うけど(海外は旅行程度で暮らした事がないのでわからない)「察してちゃん」が多すぎるのがかなり弊害だと思う。接客サービス業についているとつくづく感じる。

察してちゃんは日本を衰退させている

例えば何か商品とかサービスに対して不満や疑問があるなら、感情を交えず「Aという商品を使ってみたらこんなことになりました、なぜですか?」と聞けばよいのに、疑問をきちんと言語化しないでいきなり「俺の言いたいことがわからないのか?」と感情的になってくる人が多い。多分人口の95%はこれ(私調べ)です。

前置きが長いのに本題になかなか入らず、入ったと思ったらきちんと説明せず言いたいことを察して欲しがる。すごく時間の無駄を感じる。きちんと伝えれば秒で解決することも、察してくれるまでゴネたりゴチャゴチャ遠回しに言ってくる時間が本当に無駄。挙句の果てに激高したりする。

察するはママが赤ちゃんに対してやること

赤ちゃんがゴネたりグズグズ言ったりする時の、泣き声や動作をよく観察して「寒いのかな、眠いのかな、お腹すいているのかな?」を先回りして察して行動するのはママが赤ちゃんに対してすることです。

いい年齢の(特に男性高齢者にかなり多い、みっともない)大人が察して欲しくてゴネる、グズるなんて赤の他人に取る態度ではありません。

ここまで書いたところで暗黙知という言葉を知った。

これも察してちゃんの従前型。

中途だろうと新卒だろうと「Aの手順と注意点はこうです、Bの手順と注意点はこうです、ではやってください」と伝えればいいのに「言わなくてもわかるだろう、見て覚えろ」、つまり察してちゃんの変わり種です。教える側の察して欲しい内容が、欲しかった答えになるまで時間をかけることが無駄。

教わる側は何が正解なのか分らず、霧がかかった中で仕事をするから、そりゃ間違える。間違えれば怒られる訳ですが、最初になんてことない「Aの手順と注意点はこうです、Bの手順と注意点はこうです、ではやってください」と伝えればよい話。

逆に、あなたのその素晴らしい技術や経験を伝えることができなければ、これからますますチャンスが少なくなるであろう若者は市場で戦う力を持てず、日本は取り返しがつかないくらい衰退するかもしれません。それでもいいと思いますか。

花村さんの記事には「衰退するかも」と書かれていますが、2016年の記事でもうすでにこんなのが書かれています。

大オッサンは伝え方がわからないのならそういう表現力のある専門家に伝え方を習い、伝えたら早めにリタイヤしたほうが良いのではないですかね。

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