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これは生き方の話

この映画のレビューで「高齢者が働き続けるのが過酷で大変なことである」の様な書かれ方をしているものを他で見かけた。高齢者の大多数はすでに働き続ける社会になっています。

私の職場には70歳超えて働きに来ている方たちがたくさんいるし、夫氏の職場で以前働いていた独身の方が、定年退職後1年だけ遊んで、今は安い時給だがアルバイトを始めた方がいる。

みんな同じことを言う。

「退屈でボケそう」

年代的には将来の私達よりも支給額が多いであろう年金もあり、年齢的に家のローンは払い終わっているだろうし、息子や娘がいるだろうから助けてもらいつつ、たまに旅行でもして悠々自適な生活を送れるだろうと思うのに、退屈でボケそうだから働きに出るのだそうだ。

そして会社側がその年代の方達を喜んで雇うのは補助金が出るからだそうだ。職場の70歳代の方からはその補助金について教えてもらった。

時々私は勝間和代さんの動画を貼っていますが、今日はこれを貼っておきます。高齢になっても、それこそ「病気になってもう起き上がれなくなるまで」は働いた方が良いのでは?と私は思います。

この映画、淡々としているが映像も美しく現実の人間との落差がとても染みこんでくる。

ノマド生活を止め息子一家と屋根のある暮らしを始めたノマド仲間の男性に、一緒に暮らそうと主人公の女性は誘われるのですが、やはりノマド生活に戻って行ってしまう。最後の方の、石を集めるのが好きだった女性が亡くなった後、遺言通りノマド仲間が集まって焚火に石を投げ込みながら弔うシーンにすべて圧縮されているなって思いました。

生き方の話というか最後は家族に看取られて死にたいか、誰にも看取られなくても構わないので自由に生きていきたいか、どちらがいいですか?という話に思える映画でした。

何に心の平穏を見出すかはみんな違っていい。

ではまた、Até logo!

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