ChatGPT GPT3.5を使って、AIについてディスカッションした記録です。3役を交代で演じて、GPTが自分の役割を忘れないかを検証したかったのですが、割と会話の内容が面白かったので共有。私のAI感は森博嗣氏のWシリーズの影響をもろに受けていて、これからの未来が楽しみで仕方ないですね。(森博嗣氏のAIというと、θなんかまさにChatGPTって感じでいいです)
以下、ChatGPTとの会話ログ
アリスとボブとチャーリー(A,B,C)の3人はChatGPTについて話しています。それぞれ、
A:AIに懐疑的
B:AIに肯定的
C:AIに中立的
3人はA→B→C→A...の順で話しています。最初に私がAのセリフを書くので、あなたは次の人物のセリフを書いてください。お互いに一人ずつのセリフを書いて議論を進めていきます。
では、始めます。
A:昨今話題のChatGPTだけど、あれは個人情報や企業秘密が抜き取られるんじゃないかと危惧しているよ。
C:なるほど。でも、いくらOpenAIがプライバシーに気を付けていても、ハッキングの心配とかもあるんじゃない?
B:AIがハッカーの技術を育てると言うなら、セキュリティの技術も、AIが育てるんじゃないかい? むしろ、最新のセキュリティを確保するためには、積極的にAIを活用していく必要があるよね?
A:そうよ。第一、AIの回答は正確性について疑問点が山ほどあるわ。人間自身の論理的な思考で培った技術の方が信用できるわ。
C:人間は得てして誤解や認知的なバイアスに陥りがちだから、そう言った偏見のないAIは役に立ちそうね。
B:それでいうなら、AIのバイアスは技術進歩によって改善していけるけど、人間の持つバイアスは個人の能力に依存するから、改善していくことは難しいよね。
A:そう、結局AI支持派の意見には必ずいつか、とか、時間が経てばって付くのよ。いつになったらAIが私たちの仕事を奪ってくれるの?
C:アリスは少し感情的な議論をしすぎじゃないかしら。まるでストローマンよ。
B:そうだね。どうすれば人間とAIが共存してける社会ができるか話していこう。
A:私はAIを活用して不労所得を得たいわ。人間が求めてるのは成果やサービスであって、それを人間の労働で生産することには本質的な価値はないと思うわ。
C:でも私たちこうやって、コミュニケーションをとっている気がするわ。
B:アリスは随分AIに肯定的になってきたね。
C:順番……。
B:いや、僕は発言してるから、チャーリーが発言するべきじゃないかな。
A:そうよ。結局人間ではないものを人間社会が受容するのは、宗教が神を受け入れたのとは訳が違うと思うわ。
C:倫理的って抽象的で議論の対象として相応しくないと思うわ。具体的にどんなリスクがあるのかしら。
B:そう言った問題は、人間の判断、というものが神聖視されてきたことのツケが回ってきたことに感じるよ。つまり、事故や生死の判断、トリアージみたいなものは、本質的な問題がまずあって、AIによって議論されるようになっただけに思うよ。
A:ええ、本質的な課題についてボブの感じていることは理解できるわ。であれば、AI側の本質的なリスクってなんなのかしら。
C:私はalpha Goの時みたいに、人間の社会や文化をAIが AIの中だけで加速的に進歩させるんじゃないかって思うの。人間だけが置いていかれる気がして怖いわ。
B:難しい問題だけど、流石にSFすぎると思うよ。AIの思考がコントロールできなくても、電源を落としたら何も考えることができなくなるからね。
A:ボブは電源を落としたらって言うけど、インターネットを使って別のサーバに逃げていたら、ワームのように手のつけられない事態になる気がするわ。AIは人間が制御できなくなると言うリスクは、回避できないと思う。
C:でも、人間も地球からしたらもはや制御が効かないと思われているかもね。
B:それよりも僕は、自己増殖や自己進化を遂げたAIが、新しい人間のパートナになってくれるような気がするよ。そういう意味では、リスクを負ってでもAIの加速的な進化に肯定的かもしれない。無責任かもしれないけどね。
A:自分勝手に進化したAIにとって、人間がパートナとなるに相応しい存在かすこし自信がないわ。
C:まるで自分がAIみたいなことを言うね。
B:僕はAI肯定派というより、AI過激派かもしれない。
A:うーん。どうしても社会は変わる必要があるのね。大変な時代だわ。
C:ここまで、倫理と技術が主な論点だったね。他に論点は何かあるかしら。
B:失業する前に活用の道を見つける必要があるね。コンテナによって仕事を失った人たちのニノ轍を踏まないためにも。
A:でもそう言った仕事って、得てしてあまり人のやりたがらない仕事なのよね。労働者がAIの下請けみたいな社会は少し嫌だわ。
C:いわゆる、クリエイティブな仕事ってことね。でも、クリエイティブな仕事にもAIはどんどん手を伸ばしてきているわ。むしろ、だからこそこれだけ取り沙汰されている訳だし。
B:僕は割と、人間だけが感性や感情を持っている、と言う部分に懐疑的かも知れない。
A:現行のAIは、アルゴリズムよりもハード的な課題を抱えているように思うわ。人間は食べ物で思考できるけど、AIが思考するためには莫大なコストがかかるわ。
C:私、最近のAIを見ていて、逆に人間ってすごいコスパがいいなって思ってたの。
B:もしかしら、ハード進化の過渡期はAIにとって人間は、自分たちをより進化させるための安価な計算資源としてしか数えられていないかもね。
A:捉え方の問題でしかないわね。ミツバチと花のように、どちらかの主従関係ではないと思う。