豊田陽子 10P10C yoko toyoda
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豊田陽子 10P10C yoko toyoda

作品

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草花や自然の景色
季節の空気

気配
リズム
記憶の結晶
それらをそっとあつめて

自ら手で染めたもの自ら手で染めたもの
絵を描き、デザインし、職人や工場でプリントしたもの
様々な表現方法を用いて制作しています。

色・布との出会いから

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私は大学卒業後、インテリアコーディネーターとして働いていました。この仕事では、今まで見たこともないような生地に触れる機会が多くあり、私は次第に生地の持つ魅力に惹かれていきました。

生地には独特の質感や色彩の美しさがあります。変幻自在に形を変え、さまざまな表情を見せながら、衣服や寝具、インテリアファブリックなど私たちの身の周りに長い歴史をかけて寄り添ってくれています。

さらに、日本には繊細な染織技術が発達してきた歴史があります。色彩感覚に優れ、繊細な色の違いごとに付けられた「色の名前」の種類が世界で最も多いこと。色が与える心理的な作用、国内外での宗教的な解釈や死生観にもつながること。日本の染色技術を知れば知るほど、自分で色を作り生地のデザインをしたいという思いが強くなりました。

そして、働きながらテキスタイルデザインやデッサンなどを夜間の学校で学び、カラーの勉強をして、染色作家、造形作家に5年ほど師事したのちに独立しました。

ブランド名とした10P10C(テンピーテンシー)は10persons 10colorsの意味があり、十人十色を記号のように表現しています。個々人のもつ個性や特徴に寄り添う色がある。そしてそれを日常の中に取り入れ、豊かな生活を送る一助になれたらという思いでつけました。

また、2014年に埼玉から長野に移住したことは、制作活動においても大きな転機となりました。季節の空気、光、気配、記憶の結晶、植物や花、鳥や虫たち。生きとし生けるものの喜びをデザインテーマにし、沢山の色を使い、色のもつ魅力を表現しています。

手染め作品においては友禅技法である、引き染めの他、絵を描くように染めていく無線友禅、渋紙にデザインした柄を掘り、糊を使って染めていく型染。着物を染める際にも使うさまざまな技術を使い、ストール・スカーフをメインに、洋服や、暖簾やタペストリー、ティーマットなど現代の生活スタイルにあわせた作風、アイテムを制作しています。

2016年から、自らデザインしたものを京都の染色工場へ依頼して制作するプリント生地の制作も始め、表現の幅を広げました。

ものづくりの相棒

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ものづくりの相棒は、【犬と猫のいる暮らし・音楽のある風景】です。
制作の合間に、犬や猫を撫でまわしたり、話しかけて意見を聞いたりしています(笑)。制作はかなり集中する作業が多いので、束の間の癒しのパワーをもらっています。

毎朝、犬の散歩で近くの神社や公園に行ったり、山を眺めたりしています。
その時の季節の香りや、道端に咲いている草花、見上げると木漏れ日や、キラキラした光、風。何かに刺激されたのか、ふっと浮かんでは消える遠い昔の景色などなど。散歩のときに、柄や色のインスピレーションを得たりすることも多いです。

音楽を聴きながら作業をすることもあります。「ちょっと今日は体力仕事だから頑張るぞ!」というときにはアップテンポの曲をかけたりしますが「この音楽のような布をつくりたい!」という場合もあります。音楽からイメージをもらってデザインすることも。

なにか手にできそうで消えてしまいそうなものたち。それらをそっとあつめて、布に落とし込んでいきたいんだと思います。

ハマっています

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最近ハマっていることは【草木染めと瞑想】です。

手染めでは化学染料のみを使っていましたが、最近草木染を始めました。
ずっとやりたかったことの一つなのですが、きっかけがつかめず、ずるずると先延ばしにしていました……が、最近突然(犬の散歩中に)「よしやる!!」と決意。

夫が伐採の仕事をしている関係で、染めの材料は手に入りやすいのですが、せっせと栗のイガを拾ったり、桜の落ち葉を拾ったりして、染めています。最近の散歩では「あの植物も使えるのかな~」と見るのが癖になってしまいました。

あとは、最近流行?の瞑想にハマっています。だいたい、週に2~3回くらい30分の瞑想を、そしてたまに1時間かけて瞑想したりします。

そして、考えることがたくさんあってパンクしそうなとき、自分の軸がぶれているなと感じるとき、疲れたなと思ったとき、温泉に行ったとき、仕事前、寝るとき、散歩の途中にも5~10分の瞑想をしています。

前からずっとやりたくても自分に言い訳をして遠回しにしていた草木染を始めたのも瞑想の効果かもしれません(笑)。

自分に制限をかけず、枠にはめず、いかに自由な心で制作に挑めるか。
それが自分のテーマなのかもしれないと思っています。



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