鈴木潤吾
カモシカの椅子
セロウ(カモシカ)という名前の椅子です。カモシカの脚をモチーフに制作しました。シンプルだけど個性的で魅力ある椅子を作りたいと考えていましたが、3年考え続けてようやく手応えを掴めたような気がした椅子です。
はじめまして
自動車会社を退職し、木工を学ぶために長野の木曽にやって来たのが5年前。学校卒業後も雄大な自然の美しさやこの土地に住む人たちの優しさに惹かれ、そのまま木曽に住みついてしまいました。そんなこんなで昨年夏に独立し、1年が経ちました。
長野にやって来て初めて訪れたクラフトフェアが「クラフトフェアまつもと」。毎年お客さんとして楽しみに訪れていましたが、今年初めてあがたの森に立てるチャンスを頂きました。残念ながらそれは叶いませんでしたが、もっと上達する時間を貰えたのかなと思っています。念願が叶うその日まで、日々研鑽です。
音楽と
工房では一人で作業しているため、特に手加工をしている時は音楽をよく聞きます。写真は今年よく聞いたCDたち。
左上:別野加奈さんの「海辺の花屋」は集中したい時に。
右上:いろんなためいきの「聴こえてきたこと」は気を抜きたい時に。
右下:haruka nakamuraさんの「スティルライフ」は心を落ち着かせたい時に。
左下:木原健児さんの「日々」は穏やかな日常に。
制作か子どもか
独立する少し前に子どもが誕生しました。
独立してからの日常はコロナの影響もあってか制作をしているか、子どもと、家族でいるかの記憶しかほとんどありません……。
今年は本当にどこにも行けていない分、彼にはたくさん遊んでもらいました。少しづつ大きくなっていく彼の世界に日々触れるのが今の楽しみです。