工房まつした 松下純一
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工房まつした 松下純一

木の「ねじり」かんざし

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2015年、初めて出展した「クラフトフェアまつもと」が終了し、心地のよい疲れを感じながら帰路についた車の中で、ふと思いつきました。「これで簪(かんざし)ができるかも」と。

当時は椅子やテーブル等の家具と器やスプーン等の生活小物、それと壁に掛けて飾れるアート作品を創っていました。そのアート作品をもっと身近なものに、アクセサリーにできないかとものかと考えていた頃の初出展でした。

そうしてできた【一本棒のかんざし】
髪をまとめて留めたときに、木が「ねじれ」たような形が飾りになります。「美しさ」「面白さ」という僕の作品の核になる想いを表現できた作品になりました。

現在はこの「ねじり」の形を、ペンダントやピアスなどの他のアクセサリーにも展開しています。

バリカン

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僕のバリカン歴は約20年、今使っているもので3台目。坊主頭歴もバリカン歴と同じく20年位になります。

週に一度、お風呂に入る前に、3mmのアタッチメントを付けて頭を「ブィ~~ン」。アタッチメントを外して、今度は髭を「ブィ~~ン」と。

以前、早朝に自転車に乗って工房へ向かっていると、中学生の野球部らしき集団が遠くから元気よく「おはようございま~す!」と挨拶してくれました。たぶん坊主頭の僕を野球部の先輩と勘違いしたのでは?と思った朝でした。

工房

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木工を勉強し友人と工房を設立した岡山県から、結婚して奥さまの実家に近い広島県福山市への引っ越しを考えていたときに、今の場所に出会いました。

以前はラーメン屋さんだったという国道沿いの建物。道路に接している面以外が田んぼに接していたこともあり、木工機械の音も問題無さそうだったので移転を決めました。

駐車場だった場所の一角にコンテナハウスを建て、木工機械を並べ、ラーメン屋さんだった建物の店舗部分を仕上げ・組み立て・塗装などを行う作業場に。休憩室だった場所は作品を見てもらえる展示室へと自力でリフォームしました。

現在も工房内にはラーメン屋さんの厨房だった名残で壁のタイルが残っていたり、トイレがガチのボットントイレ(こちらはラーメン屋さん関係無く古いだけか……。)だったりします。

外には十分な広さの駐車場(めったにお客様は来ませんが……。)と一畝だけの畑があり、季節によって野菜を作ったり、花を咲かせたりしています。

そして何より助かるのが、大家さんからのおすそわけ。キュウリ・ナス・白菜・キャベツ・柿・大根などなど、夫婦二人では食べきれないほどのおすそわけをいただいたりしています。

アート作品

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「鳥が飛び立った空気の流れ」
「魚が泳いで動いた水の跡」

このようなことを想わせる、空気や水の動きをモチーフにしたオブジェ。流れるような形や、滑らかに動いているような形を2つ、3つと組み合わせることで、より躍動感のあるオブジェになります。

水や空気には渦や竜巻のよう現象があります。この作品ではその「うねり」や「ねじれ」を表現することができました。そしてここから、この「うねり」「ねじれ」の形を、身に付けてもらえるアクセサリーへも展開していこうと考えました。

また、今年に入って創りはじめた「よく見るとアルファベットに見える」壁掛けオブジェが、A~Zの26文字分完成しました。



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