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鈴木美佳子

石ものと土もの

カップ

石もの(半磁器)と土もの(陶器)で、日常使いの器を作っています。
石ものには、細く硬質な線でいろいろ文様を入れています。古典の紋様もありますが、葉っぱや果実をモチーフに、器に落とし込みたいと思って作っています。
土ものは、白マットやマンガン釉、白化粧など、白と黒茶の器が主です。使いやすさを重視して作っています。
石ものと土もの、一見全然違って見えますが、同じ形だったり、細い線を施していたりと、共通する部分を持たせています。

自分も料理が好きで、食べることも好きなので、お料理する人も、食べる人も楽しくなる器を作りたいと最近特に思います。

松本から福島へ

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今年の7月に、福島の工房へ戻って作陶しています。震災から9年経ちました。工房は里山に囲まれた静かなところにあります。やはり故郷は落ち着きます。
福島に戻る前は、松本の四賀というところで3年間制作していました。こちらも山に囲まれ静かで、元気なおじちゃん、おばちゃんがわんさかいて、とても楽しい日々でした。
先日、松本で使っていた窯がようやく福島へ搬入されました。窯場に2台の窯がある風景は、工場のようでとても気に入っております。それだけで満足しないように、日々作らねば、と思っています。

轆轤場

ろくろ

自分で作った小さな道具から窯まで、制作に必要な道具や設備は全部大切ですが、やはり一番一緒に過ごす時間が長いのは轆轤場ではないかと思います。
整理整頓が大好きなので、轆轤場はいつもきれいです。

お灸

お灸

はまってるというより、腕の疲労回復のために毎晩やっています。
お灸をしている間は、じっとしていなくてはならないので、毎晩同じ時間になにも考えずにぼーっとしているのも、なかなか良いものだと思います。そのあとすぐに寝ます。
朝、部屋の中がお灸臭いのが難点です。