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kaon


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棉を紡ぎ草木から大地の色をいただき布を織っています。

触れて嬉しくなるもの。
包む・手を包む・身体を包む・心を包む。
そんな日々の布として育ててもらえたら嬉しいです。

はじめまして

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はじまりは糸紡ぎでした。糸を紡ぎはじめて月日は過ぎたけれど、いまも糸がうまれる瞬間や紡ぐ時間はとても心地よくて大切な時間です。

農家さんのもと育った棉たち。芽を出し、過ごしてきた時間を感じられるような、棉そのものの風合いを大切にした素の布や、季節の草木を採取したり育てて糸を染めた布を織っています。

糸を紡ぐこと
織ること
土に触れること
草木と対話しながら染めること
食べること

めぐる季節からいただいたものを生かして日々の中で循環できるよう、愉しみながら向き合って暮らしていきたいです。

そばに在る大切な存在

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土があって太陽がいて風が流れて水がある。そのおかげで棉の種が芽を出し育って命を繋ぐ。私は棉から糸を紡ぎ布を織り、自然の色をいただいています。

たくさんの恵みをくれると共に、季節の流れのなかにあるたくさんの営みや景色・光・匂い・山から吹く風。そんなひとかけらがありがたい。小さな畑ですが、土に触れるなかで感じるものは、大切な時間です。いつか自分で育てた棉を紡いだ糸で一枚の布を織ることができたら嬉しいです。

秘かな愉しみ

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庭や畑仕事をしていると、いろんな植物やいろんな瞬間に出合います。

小さな芽吹きが日々成長していろんな顔をみせてくれたり、草刈りの途中に虫や鳥たちの営みを追いかけてついつい手が止まってしまったり。小さな畑を耕していると出合ういろんな表情の石に心躍って、なかなか畑仕事がはかどらなかったり……。そんな中で出会うものに夢中になって触れて手をうごかしているうちに生まれるものが、今も昔も変わらず秘かな愉しみです。