
岡村朝子
ホッとするうつわを
台形鉢
ざっくりとした土に化粧土をぬり、描いたり、引っ掻いたり、刷り込んだり。
段々と見えてくる、景色を追いかけて。
「朝子さんの器でご飯を食べたらいつものご飯がより美味しくなったのよ」
なんて嬉しい言葉だろう。
私の作品が他の誰かの心の豊かさに繋がる感じ
使っていて、あたたかい気持ちになる、ホッとする、おいしいうつわ。
いつもの生活に小さな幸せを届けられたら、
そんなうつわを制作できたらと思っています。
今の私
神奈川県平塚市の丘の上で作陶しています。工房からの景色は毎日見ていても飽きません。空や大地のエネルギーを感じながら制作しています。
両親、弟ともに陶芸家という恵まれた環境にもかかわらず、子どもの頃は絶対に陶芸だけはやりたくないと思っていました。
でも大学で専攻したインダストリアルデザインの世界は自分には合っていないのだと気付きました。やっぱり自分の手で形を作り出す感覚が好きです。
こうして今、陶芸を楽しめているので、そういうことなのだと思います。
薪ストーブ
冷え性の私には薪ストーブが必需品です。
なんとも柔らかい暖かさが制作意欲を掻き立てます。炎を見ていると心が落ち着きます。
土鍋でスープを作ったり、ピザを焼いたりするのも楽しみです。
ただ今、工房リノベ中
元々鶏舎たっだ平屋をリノベーションして、念願の自分のアトリエを作っています。
大磯町(隣町)で解体しかけていた古い家の扉やガラス戸をいただいてきて再利用します。
古い建具のガラスのゆらぎや、木の経年した色合いがたまりません。壁を貼る前の骨組みの縦横構造も好きです。
どんな空間ができるかワクワクしています。