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IPAってどんなスタイル? Vol.1

https://youtu.be/vI0BRPL1exg

こんにちは、CRAFT BEER BASEの大野です。

今回はクラフトビールのスタイル紹介 第2弾!

みなさん大好きIPAを紹介していきます。

そもそも IPA -India Pale Ale- とはどういったスタイルでしょうか。
簡単に説明しますと、
ホップを大量に使うのでホップアロマ、フレーバーが強く、また苦みが際立ったスタイルです。

歴史の話からしましょう。
遡るはイギリスがインドを植民地にしていた時代にインドに住むイギリス人が、「僕らもビールが飲みたいぞ!」となったのがきっかけ。
しかしイギリスからインドへビールを運ぶには船でアフリカ大陸を南下し、
希望峰を超えて北上していく必要があります。
暑い赤道上を2回も通る上、当時はもちろん冷蔵技術などなく常温保存。
ビールは腐ってしまいます。

そのため、防腐効果の強いホップを大量に投入し、
殺菌効果の高いアルコールの度数を高めました。

あまり語られませんが、当時Pale Aleを多く醸造していたイギリスのバートン・オン・トレントの水は硫酸塩を多く含んでいました。硫酸塩などの硫黄化合物は殺菌効果が高いので、ビールの防腐に少なからず関係していたのではないかと思っています。

そうして誕生してきたのが India Pale Ale です。

ここまでお話したのは昔ながらのEnglish Style IPAです。

現在、クラフトビール業界を牽引しているIPAはAmerican Style IPAです。
一度ロストしかけていたIPAというスタイルを1970年ごろからアメリカで造りはじめました。
イギリスのスタイルと大きく異なる点は、アメリカ産ホップを使用しているところです。
穏やかで落ち着きのあるイギリスのホップに比べ、アメリカのホップはフルーティでなものが多いです。
当時は柑橘や松フレーバーのものが多かったですが、現代はトロピカルやベリー、ミルキーなど色々なフレーバーのものも多くつくられていますよね。

IPAというスタイルの面白いところはスタイルの幅の広さでもあります。
単純に度数で分けるだけでなく、発祥場所、使うモルトの種類、イーストの種類でスタイルは多岐にわたります。
この辺りは次回の投稿、YouTubeであげたいと思います。

今回はこの辺で・・・
では乾杯っ!!



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