森林浴みたいな秋田杉のクラフトジン
こんばんは、クラフトビア子です。
花粉がピークで、鼻をティッシュでかみまくっています。なんだか目もかゆい…。花粉さえ飛んでいなければ、心からたのしめる春へと向かう季節なんですが。
さて、今晩はそんな花粉を大量に放出しているスギからつくられたクラフトジンをみつけたのでいただいたよ、という話です。
日本三大美林とは、国内でも特にすばらしい景観をもつ森林のこと。青森のヒバ林、長野県の木曽ヒノキ、そして秋田県の秋田杉です。
ビア子がみつけたのは、秋田杉の葉を材料とした『秋田杉ジン』。産学官連携でつくられたクラフトジンで、通常のジンの素材となる植物に秋田杉の葉も加えています。
たまたま秋田杉ジンハイボールを手に入れたので飲んでみると、まさに森林浴。木のよい香りがして、でも味わいはちゃんとジンでおいしい。全部木の香りだと、おがくずでも飲んでいる気分になりそうですが、ファーストインプレッションの杉の香りからきれいにジンの他の植物の香りに切り替わります。
ところっで国内のあちこちで杉林が放置されて、花粉症が国民病となっています。特に戦中・戦後の需要にこたえるべく、各地で杉が植えられました。そのうちに海外から安い木材が輸入されるようになり、従来からの杉畑は伐採や手入れが行き届かず、ひたすら花粉を振りまくようになってしまいました。
秋田はまげわっぱなど、豊富な杉の板を活用した伝統工芸もさかん。杉にもう一度焦点を当てていただき、単に花粉製造だけをしているのではない、杉林の良い点について、近年研究が進められてきました。
ひとくち飲んで、秋田の森林の風を感じてみるの、けっこうたのしいですよ。
森林問題について書こうと思ったのが、睡魔にかなわなさそうなので…。
まずはジンをみて、味わってみてください。
それではまた。
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