君はロックなんか飲まない
俺が最近ハマっている女性シンガーがいる。その名もあいみょん。若い女性が歌うようなポップスとは違う、哀愁漂う歌声に心を打たれる。
曲はどこか懐かしさを感じさせる。まるで、人生の中で失った何かを探し求めているような、そんな気持ちになる。中でも、『君はロックなんか聞かない』という曲は、特にそうだ。酒が進むにつれ、胸に迫ってくる。
あいみょんの魅力は、ただ単に歌声だけではない。彼女の曲には、どこかリアルな感情が込められている。孤独や失恋、人生の苦悩など、誰しもが経験するであろう感情が、率直に表現されている。
そんなあいみょんを聴きながら、今日もまた一人、BARに来てしまった。俺は、こういう場所が好きだ。暗い照明、くたびれた椅子、そして煙草の煙。それらが、俺の心を落ち着かせてくれる。
ここは、バーテンダーも上手い。彼は、俺が何を飲むかを知っている。今夜は、ウイスキーのロックで行こうと思う。あいみょんの歌声に、ロックの渋さがマッチして、何とも言えない気持ちになる。
詳しくはわからないが、おそらくひと回り以上も年が離れた女性であろう。
気恥ずかしさもあるがこの素晴らしいミュージシャンに出会えたことに感謝と敬意をこめて、今夜はじっくりと酒を味わうことにしよう
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