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伝統と革新#2

みなさんこんばんは。ジャックジャックです。

今日は前回の#1に続いて鹿島アントラーズについて書いていこうと思います。

前回は鹿島アントラーズのスタート時から支え続けてきた「ジーコ」について述べ、そのジーコスピリットがもたらした鹿島の栄光と、現状について少し触れました。

今回は、今の鹿島アントラーズについてより詳しく触れていきたいと思います!

先述の通り、鹿島アントラーズは2016年のJリーグ優勝を最後にここ5年リーグタイトルから遠ざかっています。
そんな中で、2022シーズンはこれまでの伝統に縛られるだけでなく、「奪還」に向け革新に舵を切ったシーズンであると私は考えています。

これまでの鹿島アントラーズの歴代監督は日本人かブラジル人のどちらかでした。
その伝統を崩し、2022シーズンの新監督として招聘したのはスイス人監督レネ・ヴァイラー氏でした。
これまで培った伝統的なサッカーに、現在のトレンドでもある欧州のスタイルを融合させるということを狙いとし、招聘したのだと思います。

ヴァイラー監督は就任当初は前線からのプレスと縦に速いサッカーで得点を重ね、一時は首位にまで浮上しました。

奪還に向け船出は良好かと思われてたヴァイラー監督でしたが、体力を激しく消耗する戦い方は夏場に入ると陰りを見せ、エースであったFW上田綺世選手の海外移籍の影響もあり、首位陥落どころかACL出場圏外まで順位を落とし、解任となってしまいました。

就任1年目の監督には戦術を落としこむ時間が足りていなかったのかもしれません。欧州でも結果を残しているヴァイラー氏のサッカーとこれまでの鹿島のサッカーの融合の完成を待つことができていれば、結果は出ていたのかもしれませんが、サッカーに「たられば」は禁句です。

また鹿島アントラーズとしても、サポーターとしても、今年こそは結果を出さなければいけないという焦りもあり、ヴァイラー氏の体制を支持し続ける時間の余裕はありませんでした。

伝統を変えたという意味ではもう一点あります。
鹿島アントラーズは夏の移籍期間に欧州でのプレー経験もあるナイジェリア人FWブレッシング・エレケ選手を獲得しました。

これまでの鹿島アントラーズの歴代外国籍選手はブラジル人と韓国人のみでしたが、その伝統も崩し、欧州経験のある選手を獲得しました。

このエレケ選手はかつてヴァイラー氏が指揮していたチームの選手だったこともあり、ヴァイラー氏が就任中に獲得の要望を出したと思われますが、エレケ選手が合流する頃にはヴァイラー氏は解任されていました。
そんな中で、アントラーズに貢献したいという気持ちを持って来てくれたエレケ選手ですので頑張ってほしいと思っています。

現在、鹿島アントラーズは暫定4位に位置していますが、消化試合数の関係からACL圏内に浮上するためには残りの試合を勝ち続けなければなりません。
新監督には、かつてのOBである岩政大樹氏が就任しました。
岩政監督は自身の考えなどをSNSで発信してくれるので、サポーターたちも監督がどのように考えているのかが理解できると思います。
また、はっきりとした発言をされるので、期待感を抱かせてくれる監督であると思います。

これまでの伝統とそれをいい方向に変えるための革新
この2つが融合した時、鹿島アントラーズはまた本当の意味で強豪になると思います。


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