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【#267】真っすぐで純粋

U先生のデビュー

 昨年の浜名湖のNEW断食祈祷聖会で、鮮烈な祈祷団デビューをされたU先生。今年の聖会1は私が司会、U先生がメッセンジャーということで、私が昨年のエピソード(2日目の夜、寝過ごしてしまったこと)に触れるだろうと多くの方々が期待されていたようです。ところが期待されると、敢えてそれに触れないで、その期待を上回りたいという気持ちが湧いてくるから不思議なものです。昨年のことには触れないでいろいろとお話しをしたU先生の紹介は、まずまずの手応えでした。

 しかしU先生はメッセンジャーとしてデビューしたこの日、昨年のエピソードを上回る、自らのエピソードを自分で語られていました。それは阪神・淡路大震災で実家が全壊するほどの揺れに見舞われたのに、熟睡されていたということです。しかも頭の上にいろんなものが落ちてきて、後でたんこぶができていたにも関わらず、お休みになられていたとのこと。普通ではありません。(そういう震災を通して、神を恨みつつも、そのこともきっかけで主を信じることになったという証しに心打たれました)

▲ 私がU先生の紹介をしている時に、口を抑えて笑うU先生(2024年6月17日)

新しい説

 2日目の夜、委員会の時間になっても現れないU先生を、Y先生が探しに行かれました。するとチャペルでひざまずき、伏して祈っておられ、Y先生がU先生の肩を叩いて呼びかけても、微動だにしなかったということでした。私たちはそれを聞き、「聖会を通して主に触れられ、人が介入できないほどに主と深い交わりに招かれているんだ」と、主を畏れる聖なる思いを抱きました。

 U先生がおられないまま委員会を進めてしばらしくしてから、U先生がやって来られました。主に触れられた直後の、気安く語りかけられない雰囲気を醸し出されていました。少し経って、私は「U先生、主に打たれるような臨在の中で、主と深く交わっておられたのですね」とU先生に話しかけました。するとU先生は「眠ってしまいました」と言われるのです。そしてよくよくU先生の顔を見ると、その額には確かに赤い冷えピタを貼ったような跡があり、顔を床か椅子に付けて眠っていたことが分かりました。祈祷団の先生方、一同、驚きと大爆笑の渦でした。

 Y先生が肩をたたいても、声をかけても反応が無かったのは、主との深い交わりに招かれていたというよりも、まるで第三の天に登るかのように、じっくりと熟睡しておられたのでした。その様子を目の当たりにしたある祈祷団の先生は、「震災の時にたんこぶができても眠っていたのは、実は単に眠っていたのではなく、気絶していたのでは」という新説まで語られるほど盛り上がりました。気安く語りかけられなかった雰囲気は、単なる寝起きの悪さか、眠って遅れたことに対するバツの悪さだったようです。

▲ 約50名ほその会場の皆さんと祈るU先生(2024年6月17日)

嬉し恥ずかし

 U先生は所属グループの働きとして、祈祷推進動画を毎週UPされています。祈祷聖会後の動画では「その聖会(NEW断食祈祷聖会のこと)には、この祈祷動画を見ている方も参加されていて、握手を求められたり、私と会ったことを喜んでくださったりして、嬉し恥ずかしみたいな感じでした」と顔を赤くしながら話しておられました。

 妻はライブ配信で北見から参加していて、U先生の様子を見ながら「真っすぐで純粋だった若い頃のあなた(私のこと)みたい」とのたまわれるのです。今も真っすぐで、純粋だと思うのですが・・・。

 さあ、明日は6月最後の主日礼拝です。私は紋別へ出かけていきます。北見でも紋別でも、そして道内、日本全国、世界中が、主なる神を大いに喜ぶ1日となることでしょう。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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