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【#139】まとまらない思いを(メッセージの断片集45)

8月20日(日)の様子

 2週連続で、三教会(北見、紋別、函館)をzoomで結んでの合同礼拝でした。前の週(13日)の恵みを三教会からそれぞれ一人ずつ証しをしてもらいました。函館のMさん、アロハシャツを着ていてびっくりしました。前任者のF先生の正装を引き継いでいるようです。今年の函館は8月10日に、観測史上最高、初の猛暑日35.4度を記録していました。アロハな気分もよく分かります。

 ちなみに北見の観測史上最高気温は、2019年5月16日の38.1度です。(ちなみにのちなみに、今年の北見は3月17日に観測史上最速の「積雪ゼロ」を記録していました)それでも本州の皆さんの暑さに比べれば、快適なのでしょうが、やはり暑いものは暑いです💦 さらに昨日の礼拝中に後ろのエアコンが故障したようで、後ろの方に座られている皆さんは、うちわ代わりになるもので必死に扇いでいる様子が一段と暑そうでした。前のエアコンは順調でした。礼拝はやはり前の方の席がいいですね!?

 20日(日)の説教者は、三浦綾子読書会代表の森下辰衛先生。前日のからし種三浦綾子読書会(清里町)に引き続いて、この日の礼拝、午後からの講演会でもお話を語られました。文学者だからこそ受け取ることのできる、また語ることのできるメッセージがあります。味わい深いメッセージでした。(今回の断片集の後半は、森下先生の最後の祈りです)

人生全部を見てくださって

 仕事って何でしょうか?自分の家で栽培したトマトの実がなると、嬉しいのです。収穫の感謝、楽しみがあります。労働者にも働けるということの喜び、雇われたことへの感謝もあります。
 
 しかし人と比べ、「あの手抜きしている奴」を批判したくなります。その時、労働にあった喜びがこぼれ落ちていきます。損得勘定が出てきます。失敗の大きな原因は傲慢なのです。

▲ からし種から見る斜里岳(2023年8月19日)

 恵み深い神様、今日、聖書の中のある意味ではクイズのような難しいところでもありますけれども、ぶどう園の労働者のところを読ませていただきました。ありがとうございます。あなたが私たち全ての者に、働けないように思う者にも、自分が何をしたんだろうかと思うような者にも、自分がもうどうにもならなくなっているようにしか思えない者にも、「その最後の者にもわたしはあげたいんだあ」、そんな気持ちで私たちの人生全部をあなたは見てくださって、駆け寄ってくださって、声をかけてくださって、全部抱きしめてくださるあなたであるということ。あなたの御愛をもう一度見出して、戻る道を示してくださってありがとうございます。本当にお優しいあなたのところに戻ることができますように。感謝して御名によって祈ります。アーメン

 森下先生のメッセージは、うまくまとめることはできません。多分、まとまらないのだと思います。それはもちろん論理矛盾、支離滅裂とかいうものではなく、まとめられないようなはみ出した思いに届いていくメッセージなのでしょう。頭の中で分かっていても、心の底では割り切れないような思いに、主の優しい御手にそっと触れていただくようなメッセージなのでしょう。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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