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【#87】変わりゆく中で

15年ぶりに

 火曜日からの出張で、冷房の効いている東京から暖房を点けている北海道へ、昨晩、無事に帰ってきました。

 火曜日、女満別空港に着いてバスから降りようとして驚きました。いつの間にか運賃が値上がりしていたのです。今までは1000円でしたが1200円に。20%UPと言えばかなり値上げですが、200円と言えば「まあ、まあ。そのあたりであれば」と思うものですね。小銭が財布にあったかどうかを慌てて確認しました。

 調べてみますと「15年ぶりに値上げ」、この路線は「赤字が拡大している」という状況だったようです。一度だけ、かなりの人数で補助席を出さなければならない時もありましたが、普段は10人以下の時がほとんどのように思います。ごくたまにですが、私一人だけがバスに乗っているということもありました。昨日も帰りの乗客は5人でした。約40分の乗車時間で、それでは維持していくことがきついですね。

ラッピング広告

 今回、女満別空港までの行きも帰りも、ハッカ油のラッピング広告をしたバスに乗りました。私はあまりラッピング広告が好きではありません。いかにも「広告」という感じで、その媒体と一体化していないような違和感がありました。

▲ ラッピング広告のバス(2023年4月21日、女満別空港)

 しかしハッカ油のラッピング広告に包まれたバスは、デザインと広告、そして地域性がマッチしていて、とてもいいですね。新しいバスで、一番うしろにトイレもありました。赤字路線を維持していくために、ラッピング広告なども用いて経営努力もなされている中での運賃値上げということですね。

いつまでも残るもの

 先週、北海道で長い間、伝道者としての働きをされたW師が天に召されました。厳しくもあり、優しくもあった先生です。引退後、北海道を離れてからも、北見や紋別の教会に対して真実な思いを示してくださいました。闘病生活にありましたから、全ての痛みからも解放されて、主の御許(みもと)で平安に包まれていることでしょう。

 今朝、教会北側の雪は全て解けてなくなっていました。暖房は点いているものの、季節は確かに移っています。TOP画像はイースターの日(4月9日)に活けられていた花の残りです。さあ、明日は主日礼拝です。変わりゆくものの中で、いつまでも残るものに目をとめていきます。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。


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