【#17】 神様が誘致してくださったドラッグストア
始まりは祈りから
10月22日の記事「#09 天の窓が開かれて」の続きです。前回は、紋別の教会で礼拝後に信徒数人が祈り始めたこと、札幌から来られたKさんが、素敵な案内板を飾る奉仕をしてくださったところまで記しました。
Kさんはその後もシーズンに合わせて、案内板を飾ってくれています。自分が作りたいものではなく、それこそ産みの苦しみをしながら、主に尋ねて、祈りつつ作成されています。そこで私たちは、この案内板を見て教会の門をくぐる方が起こされるように、共に祈り始めました。
北海道のオホーツク地方の通りは、表通りから一本中に入ると、人通りは殆どありません。ある方は「歩道を歩いていたら、クモの巣に引っかかった」と言われるぐらい、人が歩いていません。紋別の教会の前も、表通りから少し入り、人通りは多くないのですが、それでもせっかく案内板を祈りつつKさんが作ってくれるので、紋別の皆さんと一緒にこの案内板を目にする人が多く起こるように祈り続けました。北見の皆さんも、祈りに覚えてくれていました。
まさかのプランD
それから4ヵ月後の春、紋別に派遣されている中国出身の神学生を訪問しに行きました。すると教会の前を工事しているではありませんか。何が出来るのだろうかと工事の人に聞いてみたら、何とドラッグストアの建設中とのこと!「ドラッグストア!!!」「沢山の人が入る」とドキドキしてきました。
以前は3階建ての鉄筋の建物があったので、表通りから教会を見ることができませんでした。僭越ながら私はプランを立てました。プランBだと結局、教会が見えなくなります。そこでプランAかCを希望しながら、祈っていました。すると、プランAでもBでも、またCでもなく、「プランD!!!」だったのです。思った以上に大きなドラッグストアでした。
数年前に、一人の信徒のAさんが「礼拝後に祈って帰ってもいいですか?」から始まり、2人の信徒が加わりました。そして札幌出身のKさんが案内板を飾る奉仕してくださるので、多くの人が見ることができるように祈り続ける中で、神様はドラッグストアを誘致してくだり、案内板と教会が人の目に触れやすくなったのです。
「偶然だろう」「教会の前にドラッグストアが来ただけのこと」と人は言うかもしれません。しかし心を注いで神様に祈り続けていく時、「あー神様が働いてくださった。ドラッグストアを誘致してくださったんだなあ」ということがよく分かり、嬉しいのです。
広がる喜びの輪
教会側にドラッグストアの入り口があり、多くの方々が出入りをされています。時を同じくして、紋別で事業を始めている中国人の方3名が礼拝に集われるようになりました(しかもその時、中国出身の神学生が派遣されていました!)。また紋別の病院のお医者さんが玄関の扉を開けて教会に入られ、中国出身の3人を含めて、4人が礼拝に出席し続けています。またその内の一人は、月に2度、オンライン(zoom)で私と一緒に聖書の学びをされています。そして昨年の12月、ドラッグストアがオープンしました!
感謝なことに、北見の教会の皆さんが、紋別の皆さんのために祈り、ドラッグストアが来たことを一緒に喜んでるのです。私はそのことも嬉しくて仕方がありません。紋別の教会の前にドラッグストアが出来ても、北見の皆さんが買い物に行けるわけではありません。それでも、嬉しいのです。「ことばに表わせないほどの賜物のゆえに、神に感謝します」(Ⅱコリント9:15)
今日も主の恵みと慈しみが追いかけてくる1日でありますように。
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