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#03 浮き足立っている

大海原へ漂うメッセージボトルを拾ってくれたあなたへ。

ごきげんいかが?

雨の匂いの中に春の匂いが少し混じっているこの時期。
少し憂鬱になるけれども、夏の前触れって感じがあって嫌いになれないのです。

なんとなく嫌いになれないなって思うこと。
それは、私自身のこと。

気になる相手や好きな相手にメールを送った後、早く返信が欲しくて「送受信ボタン」を連打したのは私だけじゃないと思っています。

皆さんも押しましたよね、

「送受信ボタン」

センターなんちゃかと通信中って画面に表示されて、「新規メールは0件です」って文字に落胆して。

そんでもって、その人の着信音や通知の光は色を変えたりしちゃって。

こっちは返信が来る来ないで真剣に悩んだり相談したり心は大荒れなのに。
こんな事に一喜一憂している自分、たまに嫌になったりもします。

向こうとしては、興味も微塵も無いって事だと思いますが。

そして、現代。
チャット形式のやり取りが主流となり、相手が読めば「既読」と表示されるようになりました。

相手が閲覧したことがわかるというのは画期的なもので、もうヤキモキする必要が無い!

と思ったのは束の間。
今度は「既読スルー」という敵が現れました。

「既読」はついているのに
返信が無い。
「既読スルー」!?
え、忙しいの??
それとも私に興味が無いの?

次なる問題はこちらです。
読んでいるハズなのに返信をくれない。
なんなら「既読」とついてない時は、見てもいない。

一体、何をしているのか。
忙しいのだろうか。
デート中なのだろうか。
お仕事中なのだろうか。

そんなことばっかり考えてしまいます。

ほら今も。
noteを書きながら「既読」がついているか確認してしまいました。

この行動に名前をつけるならば……
これって……。


いやいや、落ち着いてください。私よ。
まだ名前をつけるのは時期尚早です。

まぁ、質問で返してないから返事が来ることは無いのはわかっています。

が、会話してくれてもいいじゃない。
そっか、私に興味が無いのですね。
そうですね。

こういう気持ちって学生時代に置いてきたものだとばかりと思っていたので、懐かしくもむず痒い気もします。

だからこそ、こういうヤキモキする時期が1番楽しいという事を私は知っています。

だから大きな声で叫びます。

たまらん!!!!

楽しいねぇ。とても楽しい。
味気ない日々が色鮮やかになっていくこの感覚。
生きてる感覚。血の巡りが良い感覚。

1人でももちろん楽しめることができるけれど、他者と関わる事でしか得られないものもあるからこそ、こうして他者にちょこっと踏み込むのがやめられないのです。

踏み込み過ぎると、
後々後悔しちゃうんですけどね。

さぁ。
楽しくもどかしいわくわくして
眠れない夜が続きそうです。

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