![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130920227/rectangle_large_type_2_89e716d21db7f89dafe346034e4796ec.png?width=1200)
タクティカル祓魔師・グロッサリー(用語集)
・ページリンク
⇨タクティカル祓魔師・創作ガイドトップ
⇨タクティカル祓魔師・祭具(ギア)一覧
【重要度:高】
・境界対策課(きょうかいたいさくか)
![](https://assets.st-note.com/img/1707966422947-NWg0fDnYGg.png)
環境庁神祇部に属する政府機関。
警察・消防に次ぐ、第三の公安系機関と呼ばれる。
界異と相対しその祓滅を担う祓魔師およびそれらを監督する神祇官で構成された実働部隊を擁し、最前線で境界災害に対処する組織。
しばしば境対とも呼称される。
その活動実態について情報の一般公開はなされていないが、祓魔師の慢性的不足を受け頻繁に広報活動を実施している。
・境界異常(きょうかいいじょう)
現世と幽世を隔てる境界を突破してこちら側に顕現した超常的現象あるいは存在の総称。
かつて霊障や祟り、あるいはフィクションにおいて"怪異"と呼ばれていたそれに近しい。
界異とも。民間では主にこちらの表現が用いられる。
基本的に物質的なアプローチで干渉することはできず、一方的に人類社会に禍をもたらす。対処には祭具や儀式技術を用いなければならない。
その存在規模、脅威度ごとに一から五の「号級」で区分される。
(例)一号級界異《黒蟲》
#タクティカル祓魔師
— ヴォーパルのっち (@vorpal_notch) February 11, 2024
壁面に張り付く長大な異形。
「1号」のコードで総称される個体型境界異常――低級の"界異"である。 pic.twitter.com/SM6Y3LvP7e
・祓魔師(ふつまし)
![](https://assets.st-note.com/img/1707966479835-C6i4yU9cwL.png?width=1200)
界異との直接戦闘=祓滅を担う職員のこと。
日本国内における法的な定義においては「公的機関が有する界異の祓滅を職務とする人員」を指す。
しかしながら広く一般には境界対策課等に所属しない民間の祓滅事業者もまた同様に「祓魔師」と呼称されている場合が多い。
現在では祭具の発展により、神祇官とは対照的に特別な資格や才能は不要となった。
【重要度:中】
・祭具(ギア)
境界災害の対処現場で運用される各種装備の総称。
祭具の一覧ついてはこちら。
・穢れ(けがれ)
界異が帯びている幽世由来の瘴気の総称。
強力な界異ほど濃い穢れを纏う傾向がある。
存在しているだけで現世の意味を歪曲し、変質させる負のエネルギー要素。
ヒトが穢れによって霊体的・身体的な変質を強く受けた場合(火を消しても火傷が治らないように)その復元は叶わないことが多い。
強く現世に残留する、また加護と相殺し合う性質がある。
穢装とも。
・穢装等級(えそうとうきゅう)
界異が纏う穢れの濃度区分。
Ⅰ~Ⅴの数値で表され、大きいほど穢れが濃い。
加護と相殺し合う性質があるため、界異の祓滅に際してはこの穢装等級を突破・貫通せしめる威力の儀式技術あるいは祭具が要求される。
謂わば瘴気による装甲。
(例)穢装等級Ⅲ
・神祇官(じんぎかん)
境界災害に際し祓滅以外の各種役割を担う職員のこと。
主に儀式技術に精通し、その国家資格を取得した人員を指す。
境界対策課に限らず、国内の神社仏閣に数多く所属している。
祓滅後の浄化作業や祓魔師の現場運用、民間人の避難誘導から保護まで様々な職務を行う。
【重要度:低】
・境界災害(きょうかいさいがい)
界異がもたらす人的・社会的被害のこと。また、その事態。
禍災とも。
・呪詛犯罪(じゅそはんざい)
儀式技術や祭具を悪用して行われる犯罪の総称。
一般の警察組織では対処が難しく、対応には関係各所との連携が求められる。境界対策課は呪詛犯罪者に対する逮捕権を持つ。
・医霊技術(いりょうぎじゅつ)
穢れによって生じた霊体的・身体的損傷および変質を復元するための技術の総称。
研究途上にあり対応可能な範囲は広くないものの、これの体系化により祓魔師の殉職率は飛躍的に低下した。
・儀式技術(ぎしきぎじゅつ)
加護の力を用いて超常的作用を制御する技術の総称。
祭具発展以前においては、祓滅のために用いられるのはこの儀式技術であった。
祭具とは対照的に、加護出力をはじめとする個人の才能や血筋などの先天的な影響により効力が大きく左右される。
・神祇部(じんぎぶ)
環境庁に属する政府機関。
元は神祇庁だったものが、その廃止に伴って環境庁に吸収されたもの。
境界対策課ほか、境界災害に関連の各課を擁する。
・ジンギくん(じんぎくん)
![](https://assets.st-note.com/img/1707966170863-dAIlkPqKHn.png)
環境庁神祇部の公式マスコットキャラクター。
神祇部が主催するイベントなどでその姿を見ることができる。
・加護(かご)
穢れが及ぼす霊体的・身体的な悪影響を中和する正のエネルギー要素。
神祇部では加護によって穢れを取り除くことを「浄化」と呼んでいる。
研究によりヒトの霊体は先天的に加護を帯びていることが明らかになってきた。
その出力は個人差が大きく、一般的には一号級界異が持つ穢装出力の2割程度が平均とされる。
神祇官など儀式技術を修めた者であればこれを制御することができ、その応用により超常的作用を引き出すことも可能。
現世を今の形態で維持している境界とは加護そのものであるという説もある。
・霊体(れいたい)
精神活動を行う生命体などが有している非物質的な存在根拠。
精神そのものの依代であり、肉体を駆動させる管理者権限。
魂、国によりアストラル体とも。
また界異は基本的に霊体的存在であるため、物質的なアプローチでの排除が困難とされる。
・縁起(えんぎ)
儀式技術や祭具を用いてヒトに従わせた界異。
加護によって形成される式神とは異なる。
稀に界異が持ちかけてきた契約に応じることで、儀式技術や祭具などを介さず縁起となる場合も報告されている。
公的機関や祓滅事業者を除く一般人が縁起を保有することは法律で固く禁じられている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?