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一級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験

 9月に一級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(日本FP協会)の試験を受けました。先日、無事に合格症が手元に届き、一級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)の資格を得ることができました。
 まず、最初に日本FP協会実施の一級実技試験の内容についてです。こちらの試験は、出題形式は筆記(記述式)で、出題範囲についても、日本FP協会のHPに詳細に書かれていますが、ほぼCFP試験6科目や2級FP試験と同様の全般的な範囲だと思います。記述式ですが、出題のほとんどは、4択あるいは○X式、一題だけ数字を記入する問題がありました。そして、それ以外に論述問題が一題出ました。正答については、試験翌日に発表されますが、配点についての発表はありません。SNS上では、配点予想などが出ていました。自己採点の結果と合格証に記載されていた自分の点数から推測すると、SNS上の皆さんの配点予想はある程度正しかったような気がします。私の予想では、論述20点、その他の問題80点くらいの配分のような気がしました。さて、実際の私の出来ですが、かなり酷いものでした。試験終了後に呆然としてしまうような、ケアレスミス連発が発覚し、配点次第では合格ラインの6割に届かないのではないかと、2ヶ月間ヒヤヒヤしていました。合格ライン6割は超えましたが、事前準備は8割越えレベルが目標でしたが、それには大きく届きませんでした。
 さて、試験の難易度と試験対策についてです。論述問題を除くその他の問題で問われる内容は、ほぼFP2級レベルに近い内容です。一部の計算は、少し難易度が上がるかもしれませんが、CFP試験に比べるとずっと易しい問題なので範囲が広くても、それほど大変ではありません。対策用書籍は、FPK研修センターの精選過去問題集です。巷では、緑本と言われているもので、これ一択とも言われています。実際受験者のほとんどがこれを持参していました。これ一冊で、ほぼ大丈夫だと思います。過去問で対応できないような問題も出ましたが、他の問題をミス少なくこなせば合格点をとることはできます。論述問題については、過去問10年分くらいを3回くらい書く練習をしました。今回は、個人情報保護法についての出題で、このトピックは過去にも出題されていますが、今回は書かなければいけないポイントが指定されていました。私はおそらく書くべきポイント4点のうちの2点しか書けなかったと思います。それでも、過去問対策で半分のポイントは書くことができました。ちなみに、どのように採点されているかわからないので、半分でどのくらいの点数が入ったのかはわかりません。
 最後に、一級ファイナンシャル・プランニング技能検定合格までの道のりです。以前あげた記事にも書きましたが、FP資格には、国家資格と民間資格があり、複雑に絡み合っているのですが、私は、次のようなルートをたどり、最終資格に到達しました。三級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格、きんざい実施試験)→二級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格、きんざい実施試験)→日本FP協会認定AFP認定者(民間資格)→日本FP協会認定CFP®️認定者(民間資格)→一級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格、学科試験免除、日本FP協会実施実技試験のみ受検)
 ようやく、資格試験への挑戦がひと区切りつき、やっとFPとしてスタート地点にたてました。これから、FPとして活動していけるように、今後も知識のブラッシュアップに努めたいと思います。

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