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茶会通信 第六号 2019.12.22開催

 あっという間に年末になりました。

 夏に始めた哲学茶会フラット、お陰様で6回を数えることができました!始めた動機も志ゼロで、主宰としても頼りなーいあたしが、こういう会ができているのは、ひとえに参加していただいているみなさんのおかげです。こういうことを言うの、大人のご挨拶みたいになってるけど、あたし今、ほんとに「みなさんのおかげ」って言葉をかみしめてます。今年は別口でも、そういう一年でした。「他者」って力がありますね。そして、みなさんの中に生きられる幸せを、今、強く感じております。

 今月、ご参加いただきましたのは、あたし入れて4人でした。先月につづき、今月もゆっくりペースでお話できました。

 今月のテーマは「若いってそんなにいいことですか?」でした。開催前のNoteにも書きましたけど、別にこれって若いことをディスりたいわけじゃないんですよ。そうじゃなくて若いということが、今、若い人にも、かつて若かった人にとっても、そんなに「いいこと」なの?という話です。なんか人類の秘宝みたいな?うーん、すいません多分伝わってないですね。ま、そういうことです。

 いつも通り対話を始める前に、みなさんの見解をうかがうことにしました。女性はやはり「若さ」に肯定的な意見を持っているようでした。いいに決まってるみたいな。男性は「若いときって恥ずかしい時期でもありますよね」と、若さを経験不足という風に捉えている感じがしました。

 女性が若さを求めるのは、社会がそれを望んでいるからでは?という意見がでました。女性は若いうちに結婚して子供産んで、が、最上だという価値観は、いまだ社会に根深いもので、それとはちがう選択をできるようになったのは、つい最近のことでもあり、いまだに職場などではその旧来の価値観が、幅を利かしてるというのはあると思います。

 しかし、一方で性別で職能が分かれていない職場では、そもそも女性の若さを求めていないということもあるそうです。なるほど、その人の置かれている環境で、かなりちがうみたいですね。

 ただ、若いということが圧倒的にいいと思うのは、可能性が残されているという点だという意見もでました。確かに時間が残ってるというのは、何よりですよね!可能性や選択肢もひろがります。それは若いことの素晴らしさです。 

 しかし、実際に若いときに、そのことに気づかないことが多いよねという話もでて、人間って皮肉だと思いました。時間が沢山あるってことを、可能性があると捉えられる若者は、まぁ、確かに少ないでしょう。それってまさしく後から思うことだと思います。

 色々と話しているうちに、最初「いいにきまってる」という意見が「あら?そもそも若さってなんだっけ?」と、前提が揺れている場面が見られました。そう、若さってなんだっけ?ですよ。あたしも揺れました。若いってなんだっけ?みなさんはどう思いますか?

 対話の終わりに「若いとは自分の可能性を信じられるかどうか?でもあるんじゃないか」という意見がでて、あたしは自分の目が開かれる思いがしました。やっぱり話すって大事よね、来年も話しまくるぞう!

 来月のテーマは、「人を嫌いになるってどういうこと?」です。これ、あたしもよくわかんないや、開催日は1月26日13:00から、いつもの文学サロンでお待ちしております。参加費は300円で、飲み物は各自ご準備ください。参加ご希望の方は cafephilosophia.flat@gmail.com までご連絡くださいませ。あたしのこと直接知ってる人は、LINEとか「行くけ」とかでも大丈夫です。DMでもOKです。

 それではみなさん、今年もあと数日ですが、ありがとうございました。来年もこの調子ですけど、よろしくお願いいたします。

 

 

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